バイポーラ型ニッケル水素電池を採用し、クラストップレベルの燃費を実現

2代目アクアのパワートレインは、最大出力91馬力を発生する1.5リッター直列4気筒自然吸気エンジンに、59kW(80馬力)を発生するモーターを組み合わせたハイブリッドシステムです。

ハイブリッドシステムは様々な種類がありますが、アクアに使われているのは、エンジンとモーターを状況によって使い分け、出力が必要な時にはモーターがエンジンを補助するシリーズ・パラレル式ハイブリッドシステムを採用しています。また、モーターのみで静かに走行することができるEVドライブモードもあり、深夜などで静かに走りたい人にも向いています。

また、バッテリーは、高出力の「バイポーラ型ニッケル水素電池」を駆動用車載電池として世界で初めて採用。初代アクアに使われているニッケル水素電池よりも、バッテリー出力が約2倍に向上し、低速からのリニアでスムースな加速や、電気だけで走行可能な速度域を拡大し、電気だけで走行できる場面が増えたため燃費も向上しました。

他にも、4輪駆動車は、後輪にモーターを搭載した電気式4輪駆動方式「E-Four」も搭載。通常走行では燃費を抑えるために、2輪駆動で走行し、発進時や滑りやすい道では、後輪を駆動させることで滑りにくくすることで、燃費と走行性能を両立しています。

燃費は、2輪駆動モデルの場合、WLTCモードで35.8キロ(Bグレード)とコンパクトカークラストップレベルの燃費を実現。価格は198万円からです。

参考資料

松本 健多朗