イチローのCMや街中のカーシェアなどで親しみのあるオリックス。
事業内容はリースや生命保険、航空機リースなど多岐にわたりますが、今、株価が好調なのはなぜでしょうか。
今回はそのオリックスの株価動向やその背景を紹介いきます。
オリックスの株価パフォーマンスは10月にTOPIXをアウトパフォーム!
まずは、コロナ禍前(2020年1月)を起点として、オリックスの株価とTOPIXのパフォーマンスを比べてみましょう。
上の図は、2020年の大発会(初取引日)である2020年1月6日の終値を100として値動きを指数化したグラフです。
こうして見ると、オリックスの株価パフォーマンスはコロナ禍においてTOPIXを長らく下回ってきました。
移動の自粛が世界的に促される中、カーシェア・レンタカーや航空機リース、空港運営などを手掛けるオリックスに対して業績悪化の懸念が強まるのは自然で、株価が軟調なのもうなずけます。
しかし、コロナ禍中ずっと軟調だったわけではありません。
2020年11月頃からのオリックス株の持ち直しの勢いは相対的に強く、今年の10月にはついにTOPIXを上回りました。コロナ禍前の水準と比べても2割ほど値上がりした状況にあります。