ホンダ Nシリーズは、“New Next Nippon Norimono”をメッセージに、「日本にベストな新しいのりものを創造したい」という思いを込めた、ホンダの軽自動車シリーズ。2011年に第一弾としてスーパーハイトワゴン「N-BOX(エヌボックス)」が発売され、現在はN-BOX以外にも、ハッチバックタイプのN-ONE(エヌワン)、トールワゴンタイプのN-WGN(エヌワゴン)、商用バンタイプのN-VAN(エヌバン)も展開しており、2021年6月末には、Nシリーズ全体で累計販売台数300万台を突破した人気の軽自動車シリーズです。

その中でもN-ONEは、Nシリーズの中でもハッチバックタイプに相当する軽自動車。N-ONEは、ホンダがかつて1967年に製造した軽自動車「N360」をモチーフにしたことでも知られており、2012年に初代が発売され、2020年には2代目が登場しました。

「2021-2022 日本・カー・オブ・ザ・イヤー 『K CAR オブ・ザ・イヤー』」を受賞したN-ONEですが、どのような軽自動車でしょうか。

ホンダの名車「N360」を連想させる、クラシックなエクステリア

N-ONEのエクステリアで一番の特徴と言えるのが、ホンダの軽自動車「N360」のデザインを継承している事でしょう。N360のデザインの継承は初代N-ONEで行われましたが、2代目でも、原点のN360を継承したタイムレスデザインをコンセプトにしています。

2代目N-ONEは、パッと見ると初代N-ONEのデザインと大きく変わりませんが、細かく見ると違いがあるがわかります。例えば、前後デザインは踏ん張り感のあるスタイリングにすることで、初代よりもワイド感と安定性を感じられるようになっており、フロントは、彫りの深いヘッドライトを採用し、立体感があるデザインに仕上がりました。

N-ONEには、Original、Premium、RSの3種類のシリーズを用意しています。Originalにはシンプルなフロントグリルを装備しているのに対し、Premiumはクロームメッキモールを施した大開口グリルで高級感を演出し、RSはダーククロームメッキのモールを施した大開口グリルによりスポーティ感を演出することで、シリーズごとに個性を変えています。