1月から始めたい家計の見直しと運用は?
1年がスタートした1月は、家計を見直したり運用を始めたりするのに最適な時期です。老後に後悔しないためにも、いまからお金について考えましょう。
家計の見直しで特に行いたいのは固定費の見直しです。電気代やガス料金などの契約の見直しは手間がかかりますが、一度契約すればその後はずっと節約できます。今月中と期限を決めて行うのも良いでしょう。
資産運用でいま始める人が多いのがつみたてNISAやiDeCoです。どちらも、通常運用益にかかる20.315%の税金が非課税になる制度。
それぞれメリット・デメリットありますが、iDeCoは私的年金なので原則60歳まで引き出せないという特徴があります。
もしもの時に引き出せないことを考えると、はじめやすいのはつみたてNISAでしょう。
つみたてNISAは運用益が毎年40万円、最長20年間(非課税投資枠は最大800万円)非課税になる制度。投資信託等から自分で商品を選んで、毎月一定額をコツコツと積み立てていきます。
1年間で40万円なので、単純計算して毎月の積立額を3万3333円に設定すると非課税枠を活用できます。1月からはじめるとわかりやすいですね。
ただ、口座開設からはじめると時間がかかるため、タイミングや会社によっては1月からスタートできない場合もあります。申込方法やスケジュールについては前もって調べておきましょう。
1月中に始められなくても、毎月の積立額とは別に、積立金額の増額設定などを行うことで非課税枠を活用することもできます。
積立投資なら投資対象、そして購入時期が分散されているので、リスクを抑えながら運用できます。長期間かけて運用することになるので、投資対象はじっくり選んでくださいね。
鉄は熱いうちに打てといいますが、モチベーションの高いうちに行動へうつすことが後悔を減らすコツの一つでしょう。興味があればまずは情報収集からはじめてみましょう。
参考資料
宮野 茉莉子