50代世帯「貯蓄の内訳」はどうなっているのか
ここからは、50代世帯の貯蓄平均額「1703万円」をもとに、その内訳にフォーカスします。
■50代世帯の「貯蓄の内訳」(二人以上世帯)
貯蓄平均額:1703万円
- 通貨性預貯金:522万円
- 定期性預貯金:489万円
- 生命保険など:398万円
- 有価証券:221万円
- 金融機関外:73万円
注目したいのは、預貯金が占める割合の高さです。
貯蓄平均額1703万円に対して1011万円が預貯金、約6割を占めていますね。
一方で、資産運用の代表格である「株式」や「債券・投資信託」を含む有価証券はわずか13%程度にとどまっています。
銀行などの預貯金は「超低金利」が続いていますから、この資産配分ではなかなか貯蓄を増やすことには繋がりにくいといえます。
年収を上げたり、節約して家計を引き締めたりすることと同じくらい、「眠ったままの資産」を資産運用に回して育てていく視点も大切になるでしょう。