富裕層がみんな派手な生活をしているわけではない

私が金融機関で勤務していたころに、上司や先輩でもいわゆるこの富裕層、超富裕層に属する方が何人かいました。

皆さんが想像するような派手な生活をしているわけでは必ずしもなく、どちらかというと質素な生活をしている人も多いのが実際です。

外資系金融機関の日本支社の立ち上げメンバーであった上司の一人は、周りからは「あの人の資産は10億円以上ある」といわれる人もいました。

ただ、その人とランチに行ってもほとんど奢ってくれることはなく、いつも割り勘。

私はその方に意外とかわいがられていて、会社近くのラーメン屋に行ったときに、ごちそうになったのですが、その話をすると先輩から「そんなことあるのか!」と驚かれたくらいです。

そもそも倹約家の面もあるのですが、生活も派手ではなく、住む場所も東京都ではなく近郊、そして乗る車も外車ではなく国産といったように、生活費はそれほどかかってない印象でした。

こうしたお金持ちであればよいのですが、中には周りには「ちょっと」といわれる残念なパターンもあります。

3つほど紹介しておきましょう。

その1:金持ち自慢をしてくる

人の価値観やライフスタイルはそれぞれ異なるのに、派手な生活を自慢してくる人もいます。

その2:なぜか上から目線

持っている資産の多寡が、社会的ポジションを決めるわけではないですが、相場であてたことが「社会の流れをとらえたから自分は偉い」という考えになっているトーンの人は目にします。

その3:税金を払っていないことを誇る

富裕層は節税に一所懸命なケースも多いです。

たとえば、投資余力のある人は不動産投資や太陽光発電投資の方に減価償却を活用して、節税をする人も多いです。

会計上、減価償却を活用することで結果、課税金額が少なくなっているということは問題ないのですが、税金を支払わないことを自慢げに語ってくる人もいます。