「老後の資金も大丈夫!」といえるために。お金の寿命を延ばすコツ
70代の貯蓄事情は、「ある世帯・ない世帯」に二極化していましたね。長寿時代を見据えたお金の準備は、早めに意識しておきたいものです。
年金以外の貯蓄や収入源があるとないとでは、年を重ねてからの安心感は全然違うでしょう。30代・40代といった働き盛り世代であれば、老後までの期間はたっぷりあります。
預貯金と並行して、資産運用でお金を育てる発想を持つのもよいでしょう。少額からの積立投資であれば、つみたてNISAやiDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)の活用の検討も有効です。
預貯金と異なり、投資にはリスクがつきもの。しかし長期積立のスタイルでリスク抑えながら運用してくこともできます。複利のチカラを活かして「雪だるま式」に資産を増やすイメージです。
「資産を増やしながら、一部を切り崩していく」ことができれば、老後の安心感は増すでしょう。ご自身の健康寿命とともに「お金の寿命」も延ばす工夫をしていければ理想的ですね。
参考資料
- 厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況(参考資料2)
- 公益財団法人 生命保険文化センター「リスクに備えるための生活設計」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和2年)」
鶴田 綾