この秋から冬にかけてハム、マヨネーズ、ポテトチップスなど食料品の値上げを各社が公表しています。電気料金の値上げも発表され、今年は「ガマンの冬」となりそうですね。

できるだけ節約したいと思っても、子どもがいれば食費や光熱費などはなかなか削れません。ちょうど年末年始も近いこの時期は出費も多く、節約を検討されている方もいるのではないでしょうか。

小さなお子さんのいるご家庭では、それまでに比べて「お金をかけるものの優先順位」がガラッと変わります。少し前の調査にはなりますが、ママ向けアプリ「ママリ」を提供するコネヒト株式会社が、末子が3歳未満の全国の女性2982名に行った「お金に関する調査」(2018年6月26日公表)によると、「出産前後でお金の使い方は変わった」と答えた女性は81.1%。

特にママたちが考える「子どものために削りたくないお金」と、逆に「節約したいお金」は何でしょうか。それぞれトップ3をながめながら、今冬のお金のやりくりについて考えましょう。

子どものために「絶対削りたくないお金」トップ3は?

まずは同調査より、ママたちが削りたくないと思う支出をみていきましょう。

出典:ママ向けアプリ「ママリ」の「お金に関する調査」

1位は「ベビー・子ども用品代」でした。ベビー服やおもちゃ、ベビーカー、チャイルドシートなど、種類は多岐にわたります。

生まれたての赤ちゃんの肌に触れる服やおむつなどは、肌に優しいものにしたいと考えるママが多いようです。大切な赤ちゃんだからこそ、ベビー服やおもちゃもわが子に合うものを選びたいですよね。

また、以前から大変だといわれている、ひとりで育児をおこなうワンオペ育児。無事ワンオペ育児を乗り切るためにも、さまざまなグッズを活用するママは多いでしょう。

一方で、「ベビー・子ども用品」は買ったけど使わなかったもの、自分の子どもには合わなかったものも意外と多いです。高価なものは念入りに調べたり、物によっては必要な年齢になってから購入しても良いでしょう。

2位は「教育費」でした。「子どもの可能性を広げてあげたい」という方は多いのではないでしょうか。いまは早いうちからお子さんの習い事や通信教育を始める方も多いですよね。

また、将来の教育費もかかります。大きな金額になることが多いため、早いうちから学資保険などでコツコツと準備したいですね。

3位以降は医療費、食費と続きました。子どもの健康を守るために、医療費や食費は削りたくないと考える方が多いようです。