子育て家庭、この冬は何を節約する?

先ほどの調査を見ると、赤ちゃんの健康や教育に関わるお金は削りたくないと思う一方で、食費や光熱費、ファッション費を節約したいと考える傾向が分かりました。

食料品や電気料金が上がるこの冬は、やはり「食費」「水道光熱費」の2つは見直しを行いたいですね。まずはわが家はいくらかかっているのかを見直して、食費は週にいくらまでなど目標を決めましょう。

電気やガス代についても、セットにすれば今よりも安くなる可能性があります。どの会社なら利用できていくら安くなるのか、シミュレーションしたり相談したりしてみましょう。

ファッション費についても、特に乳幼児の子育て中は実用性をメインに考えるもの。ただ女性はファッションで気分を上げることもできるので、ご自身の気持ちと相談しながら、安くて可愛いものを購入する手段を考えるなどの工夫をしてみてはいかがでしょうか。

ちなみに、みんな平均でどれくらい貯蓄しているのかというと、年代別の二人以上世帯の貯蓄額は次の通り。

【年代別・金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)】平均・中央値

  • 20歳代:292万円・135万円
  • 30歳代:591万円・400万円
  • 40歳代:1012万円・520万円

※参考:金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和2年)」

平均は一部の大きな金額に引っ張られやすいので、より実態に近いのは中央値です。20代で135万、30代になると400万、40代では520万円ですね。

20代のころは貯蓄をするにも厳しいかもしれませんが、30~40代になるとまとまった貯蓄ができるようになるようです。年齢が上がることで収入が増えたり、お子さんが育ってきて女性も仕事を始めたり働く時間を増やしたりできるでしょう。

乳幼児を育てる間はお金の不安も抱えがちですが、今できる工夫を考えて今年の冬をのりきりましょう。

参考資料

宮野 茉莉子