冬だからこそ挑戦したい、葉牡丹のおしゃれな寄せ植え

可愛い葉牡丹を寄せ植えで楽しんでみよう
大きさ・色合い・形も多様な葉牡丹。冬のガーデンを華やかに飾る花材として毎年根強い人気を誇っています。葉牡丹は単体でももちろん良いのですが、葉牡丹を中心に寄せ植えをしてみるとさらなる魅力が引き出せます。

今回は、種類も豊富でゴージャスな冬の主役級リーフ・葉牡丹を中心にしたおしゃれな寄せ植えを作るコツと、葉牡丹との寄せ植えに合うおすすめ植物を紹介します。

葉牡丹の種類

  • アブラナ科アブラナ属
  • 多年草
  • 原産地:ヨーロッパ
  • 参考価格:100~300円前後(ポット苗)
  • 品種:スノードレス、晴姿、プラチナケールなど

葉牡丹は寒さに強く、丈夫な植物です。枯れにくく長い期間楽しめるのも魅力です。葉牡丹には様々な種類があり、大まかには4種類に分けられます。

高性種

茎を良く伸ばし、頂点に花(葉)をつける種類。花束やお正月の飾りにおすすめです。

矮性種

地際にボリュームたっぷりに咲く種類の葉牡丹。最もポピュラーな種類で、華やかなものが多く作出されています。バリエーション豊かで寄せ植えにおすすめです。

ミニハボタン

花経10㎝以下の小さな葉牡丹です。寄せ植えにも使いやすい大きさですが、リースやハンギングに使われることの多い種類。

ツリーハボタン

ツリーのように背が高く伸び、脇芽を付ける種類です。寄せ植えの後方に使うと、奥行と立体感が出ておすすめ。

葉牡丹の寄せ植えをおしゃれに作るコツ

ここでは、初心者でも寄せ植えをおしゃれに仕上げるコツを紹介します。

全体の色合いを合わせる

葉牡丹も、紫系や白系、真っ黒など多種多様な色合いをしています。葉牡丹の色合いに合わせて、テーマカラーを決めて寄せ植えを作ると全体がセンス良くまとまります。

同系色やグラデーションでまとめると、失敗も少なく洗練された品の良い仕上がりになります。簡単におしゃれに仕上がるので、寄せ植え初心者には特におすすめ。また、あえて反対色を合わせることでエッジの効いたおしゃれな寄せ植えにすることもできます。

高低差を付けて立体感を出す

背丈の違う植物を使うことで、寄せ植えに立体感が生まれます。葉牡丹も背の高いものから地際でゴージャスに広がるものまで形もサイズも様々です。背の高い植物に低木を使うのもおすすめです。

まとまり良く立体的に見せるには、寄せ植えの後方に背丈の高い植物を使うのが基本。コロキアやエレモフィラニベアなど、枝ぶりが面白い低木を使うのもシルエットに変化が出ておしゃれです。

ドーム型を意識して丸く植えこむ

寄せ植えにする植物にあまり高低差が無い場合、葉牡丹の丸いシルエットを活かしてドーム型になるよう寄せ植えしてみましょう。

中心を高く、周りを低くするのを意識するとうまくいきやすいでしょう。大小様々な葉牡丹を複数使って、ゴージャスな雰囲気の寄せ植えにするのも良いですね。

葉牡丹の寄せ植えに合うおすすめ植物

ここでは、葉牡丹と相性が良い寄せ植えにおすすめの植物を紹介します。

パンジー・ビオラ

スミレ科スミレ属に分類され、初心者にも育てやすいパンジー・ビオラ。アンティークな色合いのパンジー・ビオラは葉牡丹とも相性抜群です。花色も非常に豊富なので、寄せ植えしたい葉牡丹に合うものが必ず見つかります。秋冬~春までたくさん花を咲かせてくれるのも魅力です。

ガーデンシクラメン

ガーデンシクラメンはサクラソウ科シクラメン属の植物です。ガーデンシクラメンには白やピンク、赤が多いので、葉牡丹の色合いとも相性が良く寄せ植えも作りやすいでしょう。ピンクや赤の同系統でまとめても、黒葉牡丹に白のシクラメンを合わせてもおしゃれです。

プリムラジュリアン

プリムラジュリアンは、サクラソウ科サクラソウ属に分類される植物。背丈が低いので、ドーム型の寄せ植えにも活躍してくれます。花の咲き方、色のバリエーションもとても豊富なので、組み合わせ次第で様々なイメージの寄せ植えが作れそうです。

プラチーナ

プラチーナはカロケファルスとも呼ばれる、キク科カロケファルス属に分類される植物です。シルバーアクセサリーのように寄せ植えを彩ってくれる名脇役で、冬の寄せ植えには欠かせません。

もちろん葉牡丹とも相性が良く、寄せ植えの素敵なアクセントになってくれるはず。

まとめにかえて

華やかな葉牡丹は寄せ植えにするとさらに楽しめます。1種類だけでなく、数種類の葉牡丹をまとめて寄せ植えにするのも花束のように華やかでおすすめです。

参考資料

大城 望