小学校から中学校への進学で、大きな変化の一つと言えば制服を着るようになることです。私服の中学校もあるものの、全国的には中学生になったら制服を着るのが一般的です。
年明けから制服の採寸が始まりますが、公立中学校といえども購入にはまとまったお金が必要です。制服だけではなく、体操着はもちろんのこと、学校によっては指定カバンなど買い揃えておくアイテムは多岐にわたります。
さらに部活に必要な物にかかるお金も馬鹿になりません。以下、こうした出費について細かく見ていきます。
夏服・冬服、体操着などの準備で10万円を超えることも
小学校の入学準備で一番話題になるのはランドセル。ランドセルもひと昔前に比べると高価格帯が増えてきましたが「入学準備でお金が飛んでいった」と口にする方はそれほど多くないように思います。
しかし中学進学時には、まとまったお金が必要となります。公立中なら私立中に比べれば安く済む、という印象がありますが小学生のように普段着の私服を着て行くわけではありません。学校の制服を着て通学し、しかも夏服と冬服を揃えておく必要があります。
シャツやブラウスも指定の場合、お手頃価格の市販品で済ませられません。制服以外にも体操着や運動靴、指定カバンなどを全て新品で購入すると、軽く10万円を超すことも珍しくありません。「思った以上にかかる」というのが中学校の入学準備なのです。
ただし、中学校によってはバザーで卒業生の制服を出品するところもあり、家計負担を和らげる取り組みを行っています。また、学生服に特化しているリサイクルショップも存在しており、リユース品を活用することで入学準備の出費を抑えることもできます。