周囲に流されず、自分らしい選択を
今の働く世代の方は、90年代の共働き世帯と専業主婦世帯の逆転により、働き方を迷う方が多い傾向にあります。特に女性は専業主婦になるのか、働くのか。働くなら正社員か、パートか、フリーランスかなど選択肢が多様です。
加えてこのコロナ禍の影響で雇用や感染対策等の影響もあり、ますます働き方については悩ましいところでしょう。
価値観は時代により、また人によってもさまざま。実際に統計を見ると、専業主婦が多いと思われた年代でも圧倒的に多いとは言えない結果となりました。
ワンオペ育児や実家が遠方といった環境の問題や、子どもやキャリアへの想い、性格や得意分野などは人それぞれ。結局、責任をとって生きていくのは当人です。周りに流されることなくその人が納得のいく選択ができるよう、周囲も応援したいものですね。
参考資料
- 日本年金機構「令和4年10月からの短時間労働者に対する健康保険・厚生年金保険の適用の拡大」
- 独立行政法人労働政策研究・研修機構「図12 専業主婦世帯と共働き世帯」
- 厚生労働省年金局数理課「公的年金受給者に関する分析-配偶者の状況と現役時代の経歴(就労状況)からみた年金受給状況-」
- 国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集 2021年版」
- 厚生労働省年金局「令和元年度 厚生年金保険・国民年金事業年報」
宮野 茉莉子