年金だけに頼らない!自分で老後資金を作る方法

年金だけで老後を過ごすのは難しいことがわかりました。あの「老後2000万円問題」は、私たちにとって実は身近な問題であると捉えてよいでしょう。

今回調査した数字は、あくまでも現在年金を受給している方たちの平均値。よって、将来的にはもっと年金額が減ることも考えられます。そうなれば、必要になる自己資金はさらに多くなるでしょう。

では、老後の資金はどのように準備するべきなのでしょうか。

毎月残った金額を貯める、いわゆる「残し貯め」はおすすめできません。目標となる金額を確実に貯めるためには、自動積立定期預金や会社の財形貯蓄などを利用しましょう。貯金の鉄則は「先取り貯蓄」です。

また老後まで20~30年あるなら、資産運用にチャレンジしてみるのも一つです。資産運用には一定のリスクがありますが、時間を味方にすればリスクを軽減できるからです。50代や60代から始めるよりも、30代や40代で始める方が運用益に期待できます。

今は低金利が続いているため、地道な貯金では利息がつきにくいです。それどころかインフレが進めば、現金の価値が下がるリスクもあります。運用を行ってお金に働いてもらうことで、資産を増やしていける可能性が出てきます。

投資に不安が大きい場合は、政府が後押しするつみたてNISAやiDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)を活用してもいいでしょう。運用益が非課税になるメリットがあり、少額でも積み立てられるので初心者には始めやすい制度なのです。

今はオンラインセミナーなので広く情報が発信されているので、自分に合う方法を見つけることが大事です。年金だけに頼らず、自分で老後の準備をはじめてみませんか。

参考資料

LIMO編集部