資産寿命を伸ばす方法を考えよう
長年続けてきた生活水準を下げるのはなかなか難しいものです。ただ家の中のものや普段の習慣を見直すことで節約につながることもあるでしょう。
日々の支出を減らすことができれば、貯蓄の取り崩しも減らせます。まずは食費や嗜好品から見直してみましょう。
年金については、ずっと貰えるのか不安に感じる方も多いでしょう。年金は少なくとも5年ごとに、国民年金及び厚生年金の財政の現況及び見通しの作成、いわゆる「財政検証」が実施されています。直近では2019年8月27日に「2019(令和元)年財政検証結果のポイント」が公表されました。急に破綻してもらえなくなる可能性は低いですが、今後の動向を見ていきましょう。
ご自身の実際の年金受給額については、1年に1回届く「ねんきん定期便」を確認しましょう。50歳以上には「年金見込額」が、59歳の方には封書で年金見込額と全期間の年金記録情報が届きます。
老後を安心して過ごすためにも、年金額を確認して、節約や資産運用で資産寿命を伸ばす方法を検討しましょう。
参考資料
- 日本年金機厚生労働省年金局「令和元年度 厚生年金保険・国民年金事業年報」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]令和2年(2020年)」
- 公益財団法人生命保険文化センター「『老後』とはいつから?」
- 金融審議会「『市場ワーキング・グループ』(第21回)厚生労働省提出資料」
- 日本年金機構「大切なお知らせ、「ねんきん定期便」をお届けしています」
- 厚生労働省「将来の公的年金の財政見通し(財政検証)」
宮野 茉莉子