不安になった夫婦がやめた3つのこと

年金と貯蓄のみで老後を安心して過ごすには、できるだけ支出を抑える必要があります。老後が心配になった夫婦が実際にやめたことをみていきましょう。

タバコをやめた

Iさん(64歳)は定年を機に夫婦で話し合い、夫がタバコをやめました。1日1箱は吸っていたというIさんの夫。退職したことでストレスも減り、コロナ禍の影響も後押しして禁煙を決めたそうです。

2021年10月1日にはたばこ税が増税されましたが、何度も行われる値上げも家計の負担でした。この増税により、たとえばメビウスは1箱580円に。1カ月で約1万7000円、1年で約21万円もの節約になります。

ただ、好きなお酒はやめていないそう。楽しみをすべて止めることはできないので、お酒は残してバランスをとったとのことです。

デパ地下巡りをやめた

デパ地下巡りが趣味だったというYさん(62歳)。美味しいものが大好きで、デパ地下でパンやお惣菜、スイーツを買うのが楽しみでした。歩く分、運動にもなるので健康にも良いと考えていたようです。

ただ、体調に不安を感じることがあり食生活を見直すことに。デパ地下へ行く回数を3分の1に減らしたそうです。一度行けば2000~4000円ほど買い物をしていたこともあり、その分の出費も減りました。

箱単位での買い置きをやめた

先述のIさんは、オトクだからと箱単位で食料品や飲み物を買い置きしていました。麦茶や缶詰、お菓子などを箱で買い置きしていましたが、購入する時は数千円単位に。あればあるだけ、すぐに食べたり飲んだりして管理もできていなかったようです。

しかし買い置きしている品を見直してみると、あるからつい食べてしまうもの(食べなくても良いもの)、家で作れるものもあることに気付きました。箱単位で買うのは備蓄品のみにして、その都度買うようにしたそうです。