教育熱が高い地域の場合、習い事や通塾をする児童が多い傾向があり、我が子を同じように通わせるとなると教育費もかさみます。そのため、世帯収入との兼ね合いも考慮して冷静に判断することが必要です。

まずは子どもと学区の雰囲気が合うかどうかを考えてから行動に移す。「全ては子どものため」という親の思いが裏目に出てしまわないようにすることが大切でしょう。

情報氾濫の時代に正しい情報をつかむ難しさ

ネット検索で知りたい情報をどんどん得られる時代になり、学区選びも候補を絞ってあとは比較するだけで済むのは非常に便利です。

しかし、実際はそうシンプルにはいきません。良い学区が子どもにとって必ずしもプラスになると限らないのは、ネットの情報だけに頼ることの限界でもあります。

「より良い学区」というのは親の願いでもありますが、どの親子にとっても完璧な学区というものは存在しません。ネット上の情報をそっくりそのまま信用せず、一歩引いた目で受け止める姿勢が求められるでしょう。

参考資料

中山 まち子