後払い決済サービスの利用者は堅実派!?
また、後払い決済サービスの利用者のうち家計簿などで日常的に月々の収支を把握している人の割合は71.4%、非利用者では日常的に月々の収支を把握しているのは55.0%(図表2参照)でした。
しっかり家計管理をしたい意向が強い層に、後払い決済サービスの利用がより多いようです。
おわりに
矢野経済研究所「オンライン決済サービスプロバイダーの現状と将来予測2021年版」によると、後払い決済サービスの市場規模は拡大傾向が続く見込みだといいます。実際、後払い決済サービス提供事業者の取扱高は2016年度の2900億から2019年度は6870億円に増加。2024年度の取扱高は1兆8,800億円と予測されています。
店頭で商品を確認してから買い物するのが当たり前だった時代と違い、ウェブサイトの画像と説明だけで買い物する機会は年々増えてきています。
商品の中身を確認してから代金決済できる後払い決済サービスは、「注文した商品が届かない」「不良品が届いた」などのトラブルから身を守る手段としても、時代のニーズに合っているといえるのではないでしょうか。
参考資料
- 消費と支払手段に関する調査(株式会社メルペイ)
中野 令子