「老後の不足額」をどう埋める?
では、「金融資産保有額」と「出費」の差額である「1000万円」を準備する方法を考えてみましょう。
「預貯金」で1000万円を貯める場合
例えば、タンス預金など、まったく金利が付かない前提であれば、毎月約2万7777円を30年間積み立てていくと、1000万円に到達します。
この場合、資産を効率よく増やすための複利効果(利息に利息がつく)はもちろんありません。
「毎年6%複利」で運用できた場合
同じ「毎月2万7777円」を、年利6%の複利で運用できた場合、30年間で2720万円にまで資金は育ちます。さらにいうと、毎月の積立額1万1000円を「毎年6%複利」で運用できれば、30年間で1077万円に。
※Ke!san 積立計算(複利)にて試算。上記試算において税金は考慮していません。
老後資金を効率よく準備していくためには、資産運用の期間を「いかに長くとれるか」が大切なポイントとなりそうです。