資産運用初心者がやってはいけないこと3つ

ここからは、資産運用の初心者の方が気を付けるべき点を3つ解説します。

1投機で必ず儲かると思いこむ

資産運用初心者が短期的な取引から始めてしまうとき、「必ず儲かる」と思う心理から始めてしまっているケースが散見されます。例えば友人や知人から必ず儲かると聞いたある金融商品。その噂は伝言ゲームになっていないでしょうか?友人や知人は悪気があって教えているわけではないでしょうが、すでに儲かるタイミングを逃している可能性もあります。
買うのは簡単でも売り時こそ難しいものです。売却までの道筋が考えられるか決めてからスタートしましょう。

2予算を決めず、ほとんどの貯蓄をつぎ込んでしまう

当面の生活費や不測の事態の備え(待機資金)を確保しないまま、投機をスタートしてしまうケースも散見されます。

特にFXや信用取引等の保証金から何倍もの取引できるものに関して、思った以上に下がってしまい追加で担保にするお金が必要になり、待機資金を削るケースもあります。「今度こそ」が何度も続き、どんどん待機資金を削ってしまうこともあるでしょう。

3プロと名乗る知らない人にまかせっきり

これは、以前に相談を受けた一例です。

自分自身が投資の初心者で、何から始めればいいかわからなかった。そんなとき、SNSなどで手軽に指示してくれるという会社を見つけ、運用のプロがやってくれるとのことだったので顔は知らないがFXなどの運用を任せた。

しかし後で蓋を開けてみたら、追加保証金などで焦げ付きだらけの状況になってしまった。貯蓄のほとんどをつぎ込んでしまっていたので、カードローンで穴埋めすることになってしまった。

インターネットを介して誰でも手軽に情報を集められるのはメリットもあり、デメリットもあります。このケースはデメリットの部分が明るみになってしまったケースといえるでしょう。