つみたてNISAやiDeCoの国の制度も浸透している昨今、資産運用に関心を持たれる方も非常に多くなっているようです。

今までの私の経験になりますが、資産運用をはじめてする初心者なのにも関わらず、いきなりリスクが高いものから始める方がいらっしゃいます。

中には「失敗してしまった。これからどうしたらいいですか?」という、ご相談も少なくありません。

そこで今回は、そこで本日はFPの資格を持ち、ファイナンシャルアドバイスをしている私から、はじめて資産運用をされる方に注意していただきたい点を解説していきたいと思います。

投機とは?投資との違いについて

資産運用するにあたって、明確な定義はありませんが「投資」と「投機」という言葉があること、それぞれの言葉の意味の違いを理解することが大切です。

「投資」は、将来が有望な投資先に、長期的に資金を投じることです。そして、「投資」に対して「投機」とは、相場の変動を利用して利益を得ようとする短期的な取引で、相場によっては大きな損失が発生する可能性があります。

どちらも元本保証があるわけではないところは共通です。

「投機」の運用スタイルといえば、デイトレードが代表的なものです。運が良ければ1日で倍になることも半面、リスクが高いものなので半分になる可能もあるといえます。

一方で、「投資」は数年、数十年という期間でゆっくりと資産を増やしていくもので、資産形成には貯蓄と並んで合っているといえます。

資産運用初心者がやってはいけないこと3つ

ここからは、資産運用の初心者の方が気を付けるべき点を3つ解説します。

1投機で必ず儲かると思いこむ

資産運用初心者が短期的な取引から始めてしまうとき、「必ず儲かる」と思う心理から始めてしまっているケースが散見されます。例えば友人や知人から必ず儲かると聞いたある金融商品。その噂は伝言ゲームになっていないでしょうか?友人や知人は悪気があって教えているわけではないでしょうが、すでに儲かるタイミングを逃している可能性もあります。
買うのは簡単でも売り時こそ難しいものです。売却までの道筋が考えられるか決めてからスタートしましょう。

2予算を決めず、ほとんどの貯蓄をつぎ込んでしまう

当面の生活費や不測の事態の備え(待機資金)を確保しないまま、投機をスタートしてしまうケースも散見されます。

特にFXや信用取引等の保証金から何倍もの取引できるものに関して、思った以上に下がってしまい追加で担保にするお金が必要になり、待機資金を削るケースもあります。「今度こそ」が何度も続き、どんどん待機資金を削ってしまうこともあるでしょう。

3プロと名乗る知らない人にまかせっきり

これは、以前に相談を受けた一例です。

自分自身が投資の初心者で、何から始めればいいかわからなかった。そんなとき、SNSなどで手軽に指示してくれるという会社を見つけ、運用のプロがやってくれるとのことだったので顔は知らないがFXなどの運用を任せた。

しかし後で蓋を開けてみたら、追加保証金などで焦げ付きだらけの状況になってしまった。貯蓄のほとんどをつぎ込んでしまっていたので、カードローンで穴埋めすることになってしまった。

インターネットを介して誰でも手軽に情報を集められるのはメリットもあり、デメリットもあります。このケースはデメリットの部分が明るみになってしまったケースといえるでしょう。

資産運用の目的は?

失敗例を見ていただきましたが、失敗の原因は目先の利益に気持ちが行き過ぎて、本来の目的を失ってくることが最大の原因と考えます。

迷ったら、「そもそも、なぜ資産運用をしようと思ったのか」を確認しましょう。老後資金、教育資金、住宅資金。目的はひとによってさまざまです。

目的を確認しないまま資産運用を始めると、目先の利益に左右されてしまうものです。

まずは資産運用を始める前に目的を明確にしましょう。そのあとに、目的に合った資産運用の方針が決まってきます。方針が決まったら、具体的に金融商品を決めるという順番です。

この順番が逆になってしまいやすいので気を付けて頂きたいと思います。

「投機」という言葉を知ること、そして目的を明確にしてからの資産運用でご自身のライフプランにあった「投資」をしていただきたいと思います。

参考資料