2021年11月16日に行われた、株式会社インフォネット2022年3月期 第2四半期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。

スピーカー:株式会社インフォネット 代表取締役 社長執行役員 日下部拓也 氏

ONE STOP SERVICE

日下部拓也氏:本日はお忙しい中、株式会社インフォネットの第2四半期決算説明会にご来場いただき、誠にありがとうございます。

まず、我々のお話について今一度おさらいしたいと思います。当社はお客さまに対してWebサイトをベースにサービスを提供しており、Webサイトを管理するCMS(コンテンツマネジメントシステム)も自社開発のものを用い、Webサイトの開発から運用まで一貫して提供するサービスを展開しています。

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Webサイトは通常では、広告代理店、制作会社、サーバー会社などのように分業で提供していますが、当社では調査・分析といった、いわゆるコンサルティングの部分から、Webサイト制作、制作後の運用サポートまで一貫して提供しているところが優位性における特徴の一つだと考えています。

1. 私たちの社会的使命

私たちの社会的使命です。我々は創業以来、Webサイトを継続して提供する中で、今の社会においてお客さまの価値、課題をWebサイトによりどんどん解決していく思いを込めて、「コーポレートサイトをプラットフォームとしたWebマーケティング、DX戦略を総合的に支援し、顧客が目指す成果を創出すること」が、社会的使命であると考えています。

1. グループ概要

グループ概要です。スライドに記載のとおり、2021年9月末現在で従業員数は単体で100名、アイアクト社を含めた連結では142名となっており、このサイズ感で事業展開を行っています。また、東京本社は大手町にありますが、それ以外の開発拠点として、福井支社、佐賀支社を有しているとともに、昨年は大阪支社を開設しており、営業拠点も展開を広げていくかたちで進めています。

1. 顧客のマーケティング課題をWEB技術でトータルサポートする infoNetグループのソリューション領域と顧客ニーズ

スライドには我々が提供しているサービスを図で示しています。円グラフの左側(セールステック)がいわゆる顧客が売上を伸ばすためのサービス展開の部分で、右側(業務改善DX)がWebを用いた業務改善の部分を示しており、このような内容でサービス展開を実施しています。円グラフの欄外のところには各々のサービス名を記載しています。

1. WEBマーケティング総合支援に向けたソリューション拡大のあゆみ

当社のこれまでのあゆみについてです。当期展開している2021年については、スライド右側をご覧ください。第2四半期は「6年連続シェアナンバー1(SaaS型CMS市場)」および「『第11回Web&デジタルマーケティングEXPO秋』出展」を行っています。

2. 2022年3月期 第2四半期 TOPICS①

2022年3月期第2四半期のトピックスです。先ほどもお伝えしましたが、おかげさまで今期もシェアナンバー1(SaaS型CMS市場)という評価をいただいています。

2. 2022年3月期 第2四半期 TOPICS②

また、我々が毎年出展している「Japan IT Week秋2021『Web&デジタルマーケティングEXPO秋』」に今年も出展しました。2021年10月27日から10月29日に行われたイベントで、今期に関しては、昨年の秋と比べて規模を縮小しておりましたが、ご来場いただいた顧客数は昨年と同じ程度という印象で、堅調に展開されていると考えています。

3. ワンストップサービスによる当社の収益構造

当社の特徴的な収益構造についてです。我々はWebサイトを構築した後、Webサイトを運用しますが、CMSというシステムを提供しています。

Webサイトをご利用いただくにあたって、CMSを利用することが前提になるため、我々が提供する顧客数が増えるほどCMSの利用料が増えてくるかたちになっています。我々がうたっている月額利用収益はここに該当するものであり、これがどんどん積み上がることで収益基盤を作り上げていく構造となっています。

3.2022年3月期 第2四半期決算概況①

2022年3月期第2四半期の概況についてご説明します。主にお伝えしたい部分は、スライドに記載しています。Web/CMSに関しては、昨年は単体のみのところを今期は連結となりますが、昨年比では、連結の効果もあり売上高がプラス3億2,088万9,000円となり、前期比で186.2パーセントとなっています。インフォネット単体でもプラス4,006万6,000円、前期比110.8パーセントで推移しています。

4月からAI関連事業にはアイアクト(IACT)がジョインしております。そちらのAI事業が主になりますが、昨年比連結でプラス約7,300万円、1461.3パーセントの伸びです。一方でインフォネット単体としては、マイナス163万5,000円、前期比で69.8パーセントと多少の減が生じています。

3.2022年3月期 第2四半期決算概況②

フロー収益(受託開発)とストック収益(月額収益)ですが、フロー収益は受託開発でいただく部分で、ストック収益が先ほどお伝えした、サブスクリプションの月額収益の部分とご認識ください。

受託開発とフロー収益は昨年は単体だったため、連結の効果もあり、売上高がプラス約2億2,400万円、前期比で222.4パーセントの伸びで、インフォネット単体ではプラス約880万円、昨年比は約104パーセントの増収です。ストック収益も連結の効果があり、売上高プラス約1億7,000万円、前期比187.5パーセント、インフォネット単体ではプラス約2,962万円、こちらも前期比では115.3パーセントの伸びとなっています。

3.2022年3月期 第2四半期決算概況③

おのおのの指標について細かく言及しますが、まず、売上高全体としてはプラス3億9,455万5,000円で、内訳はスライドに示したとおりです。インフォネット単体では110.2パーセント、連結を含めると204.5パーセントで緑色の部分が連結の効果での伸びになります。

3.2022年3月期 第2四半期決算概況④

ストック(月額収益)とフロー(受託開発収益)の内訳は、単体や連結という表記ではなく連結全体とご認識ください。スライドの図の下側がストック収益、上側がフロー収益です。ストック収益はプラス約1億6,900万円、前期比187.5パーセントで、フロー収益はプラス約2億2,400万円、前期比222.4パーセントで推移しています。

3.2022年3月期 第2四半期決算概況 WEB/CMS

ストック収益の実績は、グループ全体としてプラス約1億3,400万円、連結の効果で前期比170.2パーセントです。こちらはインフォネット単体でもプラス約2,945万円で、堅調に推移しているという所感を持っています。スライドにお示ししていますが、こちらも緑側の部分が連結の効果で約1億400万円が上積みされていると考えております。

3.2022年3月期 第2四半期決算概況 AI

ストック収益のAIですが、スライドを見ていただけると顕著と思いますが、連結の効果でプラス約3,544万4,000円です。アイアクト社が連結対象となり、「Cogmoシリーズ」という特徴的なチャットボット、AIシステムが堅調に推移しています。

3.2022年3月期 第2四半期決算概況⑤

ストック収益請求社数推移です。スライドのブルーの部分が単体で、2020年3月期第2四半期が368社、2021年3月期第2四半期が367社に対し、今期である2022年3月期第2四半期は10社ほど伸びて377社です。そこに連結の効果としてスライドのグリーンの部分にアイアクト社の顧客が57社オンされ、全体では434社になりました。

また、もともと昨年連結対象だったスプレッドシステムズを今期4月に吸収合併したため、ストック収益には、そのSESも含まれるかたちになっています。

3.2022年3月期 第2四半期決算概況⑥

続きまして、受託開発受注高の実績についてお話します。受託開発受注高実績は、グループ全体でプラス3億1,071万6,000円で、連結の効果もあり246.1パーセントの推移です。こちらもスライドのブルーの部分がインフォネット単体で、グリーンの部分が連結の効果、つまりアイアクト社をオンした部分です。

決算修正の話にも絡んできますが、昨年比ではインフォネット単体で第2四半期自体に若干のビハインドが出ていますが、通期で見ると、累計は堅調に推移していると考えています。

3.2022年3月期 第2四半期決算概況⑦

受託開発納品件数実績(QtoQ)もスライドのブルーの部分が当社インフォネット単体で、グリーンの部分が連結の効果です。グループ全体では連結の効果もありプラス228件、前期比228.8パーセント、インフォネット単体ではプラス23件の増加です。

こちらは受託開発の部分になりますが、この中にはそもそもホームページをリニューアルするようなもの、ご利用いただいている既存の顧客からの追加での開発、あるいは追加での改修などのご依頼も入ってくるため、先ほどお伝えしたとおり、サブスクリプションという、月額の部分が増えると同時に顧客数が増えると弊社の受託開発納品実績も増えていく構造になっているとご理解ください。こちらについては堅調に推移していると考えています。

3.2022年3月期 第2四半期決算概況⑧

売上総利益実績は連結ベースでのお話となり、昨年比では連結の効果もありプラス6,714万9,000円で増加自体は堅調に推移しているものの、売上総利益率は30.28パーセントで、前年同期比の44.14パーセントと比べるとビハインドが生じています。

3.2022年3月期 第2四半期決算概況⑨

営業損益実績(QtoQ)は前期に対し、マイナス8,691万8,000円です。こちらはスライドの欄外に表を記載していますが、インフォネット単体ではマイナス約1億1,300万円、一方でアイアクト社単体ではプラス6,020万9,000円の着地です。ここには今期特有の連結コスト、つまりアイアクト社の取得費用が連結コストとして5,525万円含まれており、合計するとマイナス1億800万円での推移になっています。

5.業績予想の修正について

業績予想の修正についてお話しします。昨日リリースさせていただいたとおり、今期の売上高、利益ともに下方修正しました。スライドの表に記載しているとおり、当社は表の左下のように連結で19億5,000万円の売上高、営業利益は1億7,400万円の計画で行うとご説明していましたが、今回の修正として、売上高は連結ベースで16億100万円、営業損益はマイナス1億5,300万円での修正予算を発表しています。

スライド下段、中央の表に記載のとおり、大きな要因は個別の業績予想の修正であると思っており、個別ベースでお伝えすると、当初、12億5,000万円で組んでいた売上高は、現在9億100万円程度の着地になると見込んでいます。それに伴い、経常利益に関しては1億4,400万円の予想が、現時点ではマイナス1億4,900万円の着地になると見込んでいます。

直近2年くらいのお話になりますが、かなり大型かつ「このようなことも対応できないか」という声により、プラスアルファとして追加の開発を要する案件の引き合いをいただくようになっています。Webマーケティングにおいて、要は「Webを使ったプラスアルファのことをしたい、していくべきだ」という、いわゆるDXなどと言われますが、このような社会的な機運が高まる中で、当社においても引き合いをいただくことが非常に多くなっています。

このような案件に対し、我々としてもぜひ対応していきたいという思いの中で、開発人員を増強する、あるいは外注パートナーを開拓するなど、模索をいろいろと図っています。お客さまに対して我々が一貫して対応していくことで、顧客数が一定程度伸びてきていることは間違いないと思っています。

一方で、我々としてはどうしても不慣れである部分、あるいは昨今のIT人材不足もあり、お客さまの引き合いに対して我々の開発力が付いてきているかと言いますと、なかなか追いついていないところがあります。

スライド右下の表に記載していますが、今期は特段大型の赤字案件が少し出てきています。現時点で、案件自体が終了することは目に見えてきていますが、まだ尾を引いている部分があります。当然ですが、IT業界では赤字案件が出ると、その分人の手が動くかたちになっていきます。

今回、細かいものも含めたかたちになりますが、現時点での赤字受託金額について、今期中に1億1,400万円ほどがかかってくると考えています。こちらが赤字の規模となる一方、売価ベースにすると金額の部分でもっと人手が動いてくる状況になります。

このような案件に対応することを念頭に置いた時に、当初予定していた12億5,000万円という金額を、作りきるつもりではいましたが、今はそこに手が回せない状況が生じてきています。今期は、少なくともこのような案件をきれいに作り上げることを第一の課題として取り組んでいき、しっかりと納めきった上で、来期体制をあらためて立て直して、新たな気持ちで取り組んでいこうと考えています。

以上の影響を加味した上で売上高の下方修正を打ち、それに付随して利益ベースも下がるかたちになっているとご理解いただければと思っています。

第2四半期決算説明は以上となります。ご清聴ありがとうございました。

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