2021年11月12日に動画にて公開された、アクセルマーク株式会社2021年9月期決算説明の内容を書き起こしでお伝えします。

スピーカー:アクセルマーク株式会社 代表取締役社長 松川裕史 氏

2021年9月期 4Qサマリー

松川裕史氏:アクセルマーク代表の松川でございます。本日はお忙しい中、当社、2021年9月期通期決算説明動画をご覧いただき、誠にありがとうございます。 資料を画面に提示しながら、ご説明します。 
 アジェンダの第一としまして、2021年9月期通期業績概要からご説明します。

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まず、第4四半期の業績に関してご報告します。売上高は6億9,500万円、そして、営業利益は1,000万円の黒字となりました。第2四半期より継続して、当四半期においても
営業黒字を達成しています。

広告事業に関しては、「EC MARK」「トレーディングデスク」が、過去最高の四半期売上高を更新しています。

ブロックチェーン関連事業に関しては、株式会社電通、株式会社オルトプラス、当社の3社で、動画NTFトレーディングカードを共同で企画、開発していくことを決定しました。

一方で、コーポレートの状況としては、当社は前期より債務超過となっていましたが、2021年9月期末時点の純資産額は6億9,100万円となり、債務超過を解消しています。これらの詳細については、後ほどご説明します。

損益計算書四半期推移

続いて、損益計算書の四半期推移の概要をご説明します。先ほどの繰り返しとなりますが、第4四半期においても、営業利益の黒字を達成し、3四半期連続の営業黒字となっています。

また、暗号資産評価益などの営業外収益を計上したこともあり、経常利益は、QonQ比で増加となりました。

損益計算書概要(通期比較)

5ページが損益計算書の通期比較です。過去5年間、営業赤字の状態が続いていましたが、黒字化に向けた各施策を完遂することができ、事業も大きく伸びたことで、通期で営業黒字化を達成することができました。

広告事業が大きく伸長したため、昨年9月にゲーム事業を事業譲渡したことによる減収分を補うことができています。

貸借対照表概要

次に、貸借対照表の概要です。当社は財務体質の健全化を第一の目標として、
 各施策の実施により、黒字化体質への転換を進めてきました。

結果、財務アクションによる資金調達を実施できたこともあり、自己資本比率が40パーセントまで回復しています。

2021年9月期の取り組み

次に、2021年9月期の取り組みについてご説明します。2021年9月期の取り組みとしては、記載の2点に重点をおき、注力しました。

営業黒字化に向けた取り組みの成果

まず、1点目として、営業黒字化に向けた取り組みについてです。前期より進めていた施策として、1つ目が事業構造の転換、2つ目がブロックチェーンゲームの協業体制の実施完了、3つ目が全社費用のさらなる削減です。

これらを第1四半期までに完了したことで、大幅な収益改善につながりました。

2-3. 広告事業の売上高推移

こちらは、広告事業の、6年間の売上高の推移となっています。収益事業として堅調に推移し、2021年9月期の営業黒字化に大きく貢献しました。


2-4. 広告事業 「デジタルマーケティング」の業績

なかでも、運用代行サービスである「トレーディングデスク」、そして、中小事業者向けに特化したeコマース販売促進サービス「EC MARK」は、広告需要をうまく取り込み、大幅に事業を拡大することができました。今四半期は、過去最高の四半期売上高を達成しています。


2-5. 営業利益推移

以上により、2021年9月期においては、大幅な収益改善をすることができ、6年ぶりの営業黒字化を達成しました。

債務超過解消と再成長戦略のための資本政策

2点目の、債務超過解消と再成長戦略のための資本政策です。第2回CB、および第23回新株予約権の発行を行い、9億6,500万円の資金調達をすることができています。

事業の黒字化、資金調達などもあり、2021年9月末時点での純資産額は6億9,100万円となり、債務超過を解消しています。

また、当社は現在、債務超過に係る上場廃止の猶予期間入り銘柄となっていますが、
 こちらは、2021年9月期の有価証券報告書を提出後、正式に発表される2021年12月下旬に解除される見込みです。

広告事業 市場状況

アジェンダの3点目として、
2022年9月期以降の各事業の成長戦略について、ご説明します。

はじめに、広告事業についてご説明します。今期も、コロナ禍の影響を受けての外出自粛などによる巣ごもり需要は続き、私たちの主力のクライアントである電子書籍の市場は、引き続き拡大しました。

当社のアドネットワークサービス「ADroute」は、電子書籍領域への強みとして、
長年の運用実績および販売ネットワークの構築ができています。引き続き、サービスの拡大を図っていきます。


また、EC市場も引き続き拡大し、今後も伸びしろが大きい分野だと考えています。
今期、好調に推移した「EC MARK」および「トレーディングデスク」は、引き続き、この分野へのサービス拡大に努めていきたいと考えています。

広告事業 今後の成長イメージ

広告事業の、今後の成長イメージとしては、これからもクライアントのさまざまなニーズに対応できる
、マーケティング領域のプロダクト、ソリューションなどのサービスを拡張させていき、今後も大きく事業を拡大させていきます。

ブロックチェーン関連事業 市場状況

ブロックチェーン関連事業についてご説明します。全世界におけるブロックチェーン関連の市場は、2023年にかけて約159億ドル規模まで急拡大すると予測されています。その中でも、私たちが注力しているNFT関連市場は、2020年には3億1,600万ドル規模しかありませんでしたが、2021年1月から2021年3月の3ヶ月間で約5倍にあたる15億ドル以上へと急拡大しています。

ブロックチェーン関連事業 動画NFTトレーディングカード

すでにプレスリリースしていますが、2021年8月25日に当社・株式会社電通・株式会社オルトプラスの3社で、動画NFTトレーディングカードサービスの提供に向けた共同企画・開発の推進に合意しました。アニメなどの映像作品IPを動画NFTトレカとして発行し、「心を揺さぶった あのシーンを集める喜びをすべてのファンへ」というコンセプトで、新しいユーザー体験の創出を目指していきます。

株式会社電通が持つ幅広いコンテンツホルダーの知見、株式会社オルトプラスが持つコンテンツ開発力、そして当社のブロックチェーンに関する知見を今後も活かしていきます。

ブロックチェーン関連事業 ビジネスモデル

ブロックチェーン関連事業における私たちのビジネスモデルについてご説明します。当社はパブリッシャーとして、さまざまなIPホルダー、パートナー企業と積極的に協業していきます。これによりサービスタイトルを増やしていき、事業の拡大を図ります。
また、ブロックチェーンゲームユーザー間のNFT取引の活性化についても
私たちが牽引していきます。

ブロックチェーン関連事業 今後の成長イメージ

ブロックチェーン関連事業の今後の成長イメージとしては、サービスタイトルの増加によって収益を積み上げていこうと考えています。自社で開発部門を持たないパブリッシャーとしての立ち位置として、協業を推進し、スピーディにサービスタイトルを増やしていきます。NFT市場の拡大、ユーザー間取引の活性化とともに、私たちが提供するタイトルがより成長していくイメージを思い描いています。

IoTヘルスケア事業 Ascella Real Time Systemロードマップ

IoTヘルスケア事業について、2021年4月22日に資本業務提携を発表したアメリカの医療機器スタートアップ企業であるAscella Biosystems社との協業状況についてご説明します。

Ascella Biosystems社の新型コロナウイルス検査キットである
「Ascella Real Time System」のロードマップはスライドに記載のとおりです。引き続き、臨床サンプルを用いた試験を繰り返し、FDA申請に必要なデータを収集していきます。必要なデータが揃い次第、FDA(米国食品医薬品局)に申請し、EUA(緊急使用許可)の取得を目指します。

IoTヘルスケア事業 アフターコロナの活用法

昨今、日本国内での新型コロナウイルス感染者数は収束に向かっています。開発中の「Ascella Real Time System」は新型コロナウイルスおよび変異株だけでなく、インフルエンザ等のさまざまな感染症に対しても対応可能です。

また、アフターコロナでは、さまざまな感染症において場所を問わず迅速に検査することが日常的になってくると考えています。「Ascella Real Time System」は安価かつ簡易的に検査でき、短時間で結果を確認できるため、家庭内での個人的な検査も含めたさまざまなシーンでの需要を見込んでいます。

2021年9月24日には、新型コロナウイルス検査キットを手掛けるアメリカのCue Health社がナスダック市場に上場しました。企業評価額は23億ドル近くに達しており、Ascella Biosystems社もあわせ、この領域への注目はますます高まっていると言えます。


以上、各事業の成長戦略についてご説明しました。

今後の方針 全社サマリー

全社のサマリーはスライドに記載のとおりですが、既存事業である広告事業の拡大を図り、安定した収益成長を実現します。また、ブロックチェーン関連事業やIoTヘルスケア事業といった新規事業においては、成長できる基盤をしっかりと構築していきます。

今後の見通しについて

今後の見通しは先ほどもお伝えしたとおりですが、広告事業・ブロックチェーン関連事業・IoTヘルスケア事業を積み重ねていくことで、全社の成長を実現していきます。

2022年9月期 業績予想のポイント

2022年9月期の業績予想についてご説明します。業績予想のポイントとしては、ブロックチェーン関連事業におけるサービス開始時期が確定していないため保守的に算出し2022年9月期業績予想は、レンジ形式による通期業績予想を採用します。なお、サービス開始時に詳しい予想が出た場合には、あらためて開示します。

2022年9月期 業績予想

2022年9月期の売上高は30億円から34億円までのレンジ、営業利益は下限マイナス5,000万円から上限5,000万円までのレンジでの業績予想としています。みなさまには長らくご心配をおかけしましたが、今期ようやく営業黒字化を実現することができました。来期以降も何卒よろしくお願いいたします。

簡単ではありますが、以上で「『楽しい』で世界をつなぐ」アクセルマーク株式会社の決算説明と
させていただきます。ご清聴いただき、ありがとうございました。

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