「人生100年時代」における老後について、不安要素はたくさんあります。「老後2000万円」問題では、普通の生活をするのには公的年金だけでは2000万円足りないということですが、そこには介護施設の費用は含まれていません。
筆者は、証券会社勤務時代に富裕層のお客様と関わらせていただくことがありました。その中で、医療・介護体制万全の高齢者向け高級マンションに住まわれていたお客様宅へうかがったことがあります。
人生の終盤期に、高級ホテルのようなところで優雅な時間を過ごされた姿を見て羨ましいと感じたものです。
人生の終盤はどのように過ごしたいかをイメージするのは、ライフプランを練るうえで大事なこと。そこで、本日は人生の終盤期のイメージを持っていただくため、老人ホーム・介護施設の種類や特徴について気になる民間施設からお話をしたいと思います。
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民間の介護付き有料老人ホームとは?
介護付き有料老人ホームとは、24時間介護スタッフが常駐し、掃除・洗濯など身の回りの世話や、食事、入浴といった介助サービスが受けられる施設です。
一定の設備、人員、運営基準のもと都道府県の指定(認可)を受けている施設を指します。費用はさまざまです。
入居要件も、介護度の重さなどで変わってきます。
医療体制が充実しているもの、温泉がある施設、ペットと暮らせる施設、認知症の方も入居できる施設などがあります。
住居型有料老人ホームと比べられることが多いですが、24時間体制の介護、看護師が日中は常駐している点はメリットと言えそうです。