60代貯蓄の中身は
続いて、60代の貯蓄内容の内訳について詳しく見てみましょう。
60歳代 金融資産保有額の内訳(金融資産非保有世帯を含む)
金融資産保有額:1745万円
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【内訳】
- 預貯金:959万円
- 金銭信託:5万円
- 生命保険:286万円
- 損害保険:39万円
- 個人年金保険:134万円
- 債券:45万円
- 株式:144万円
- 投資信託:96万円
- 財形貯蓄:27万円
- その他金融商品:11万円
60歳代 金融資産保有額の内訳(金融資産保有世帯のみ)
金融資産保有額:2154万円
【内訳】
- 預貯金:1184万円
- 金銭信託:6万円
- 生命保険:353万円
- 損害保険:49万円
- 個人年金保険:165万円
- 債券:56万円
- 株式:178万円
- 投資信託:118万円
- 財形貯蓄:33万円
- その他金融商品:13万円
運用商品(個人年金保険・債券・株式・投資信託)のカテゴリーで見ると、金融資産非保有世帯では419万円、保有世帯は517万円という結果です。
全体の保有額に占める割合は約24%と、両者はほぼ同じであるものの、この約100万円という差額は将来的にさらに大きな差を生む可能性があります。
例えば、毎月3万円を年6%の複利で30年運用すると、約3000万円の資金を準備できる計算になり、期間が長ければ長くなるほど大きな投資効果を期待できます。
日本の一般家庭は、欧米に比べると資産運用に対してまだまだ消極的だとも言われています。「お金にも働いてもらう」余地があるかどうか、自分の金融資産の配分をあらためて見直してみるのも良いのではないでしょうか。