多肉植物の植え替えが必要な時は?

多肉植物の鉢底から根が出ていたり、土の表面から根が出ていたりするのは、すでに根がぎゅうぎゅうに詰まっている状態です。早めにひと回り大きな鉢へ植え替えましょう。

葉や茎が干からびていたり、葉に変色が見られたりするのは、根からの吸水がうまくできていない可能性も考えられます。この場合、根詰まりが原因であることも多いので、植え替えをすることを検討しましょう。

多肉植物の植え替えに必要なもの

植え替え時に必要なものは下記のとおりです。小さい多肉植物を植え替える場合は、サイズに合わせて小ぶりのものだと作業がはかどります。

最近は100均でも道具や土がそろいます。100均ならではの小ぶりサイズのものが、ちょうど多肉植物のお世話にピッタリな場合もあるので探してみるのもいいですね。

・多肉植物用の培養土
・鉢
・鉢底石
・鉢底ネット
・清潔なハサミ
・ピンセット(割り箸でも可)
・スコップもしくは土入れ

ハサミは熱湯消毒して、十分冷ましてから使います。鉢はひと回り大きいものを選びましょう。

多肉植物、植え替えの手順

それでは、多肉植物の植え替えを順を追って解説します。

【1】あらかじめ植え替える多肉植物の水やりを控え、乾燥させておきます。ここがポイントです。目安は10日程度で、このようにすると根を傷めずに作業ができます。

【2】用意しておいたひと回り大きな鉢に、鉢底ネットを敷いて鉢底石を入れます。その後、鉢全体の3分の1くらいまで培養土を入れましょう。

【3】多肉植物をポットからていねいに抜き、株に付いている土と、古い根を取り除きます。茶色くなっていたり、細く干からびているのが古い根です。白く太い元気な根を残し、残りは消毒したハサミでカットします。

【4】根の整理ができたら、新しい鉢に植え付けましょう。根を広げるようにして苗を置き、傾かないように支えながら周囲と隙間に用土を入れていきます。

【5】鉢の縁から2~3センチ程度下が土の表面の高さになるように、調整しながら土を入れていきます。土と根に隙間ができないよう、割り箸でつつきながらなじませたら植え替えは完了です。

植え替え完了後はすぐに水はやらず、4日ほど経ったらたっぷりと水やりをして下さい。そのとき隙間ができているようなら、土を追加します。