【世代別】家族の食費、ひと月どのくらい?

みなさんのご家庭で、家計を最も圧迫している支出は何ですか?住居費(住宅ローンや家賃)という方も多いでしょう。

住宅ローンの返済額は「消費支出」に含まれません。また、家計調査の「住居費」平均額(全世代)は1万7365円です。実は給与住宅(社宅)なども含めた平均額なので、一般的な賃貸物件の家賃相場とは大分乖離している感があります。

こうした背景から、家計調査の結果を見ると、いずれの世代も消費支出の中で「食費」が最も多くを占めています。詳しく見ていきましょう。

年齢別「みんなの食費」毎月いくら?(2020年)

(カッコ内は「消費支出全体に食費が占める割合」)

平均:7万6440円(27.5%)

  • ~29歳:5万7747円(22.5%)
  • 30~39歳:7万1438円(26.7%)
  • 40~49歳:8万3248万円(26.3%)
  • 50~59歳:8万2673円(25.1%)
  • 60~64歳:8万146円(27.3%)
  • 65~79歳:7万7893円(28.3%)
  • 70~74歳:7万3924円(30.0%)
  • 75~79歳:7万290円(30.4%)
  • 80~84歳:6万4866円(31.0%)
  • 85歳~:6万3244円(31.6%)

金額でみると、ひと月あたりの食費が最も高いのは、40代、次いで僅差の50代です。20代は5万円台と、やや少なめですが、まだ子どもがいない、いても小さい世帯が多いのかもしれません。

また、消費支出全体に占める食費の割合は、30歳代~50歳代は20%台なかばで推移しています。60歳台以降は増加傾向に転じ、70歳代以降は30%を超えています。

次は、食費の中で高い割合を占める2つの項目にフォーカスします。