自分に合った「お金の育て方」を
今回は、老齢基礎年金と老齢厚生年金について、シニア世代の受給額事情を深掘りしました。
老齢基礎年金は、現役時代に全期間保険料を納め、その満額を受け取れたとしてもひと月6.5万円。一方、老齢厚生年金の受給額平均は月額14.4万円ですが、男女差・個人差が大きいですね。
また、若いころに会社員や公務員だったが、現在は自営業や専業主婦(主夫)という方の場合、厚生年金を受け取れた場合でも、予想以上に金額が低いという事態も。
老後の年金収入がどのくらいになりそうか、まずは世帯単位で把握してみましょう。ねんきん定期便やねんきんネットが役に立ちます。今現在の生活費と比較し、どのくらいの不足が出そうでしょうか。ここで、節約・貯蓄ペースの見直しができるとよいですね。
預貯金だけではなく、資産運用でお金をしっかり育てていくことも視野にいれつつ、老後資金の貯蓄目標を立てていきましょう。
【ご説明】「第1号厚生年金被保険者」とは
厚生年金は現在、下記のように分類されています。
第1号厚生年金被保険者…厚生年金保険の被保険者のうち、民間の事業所に使用される者
第2号厚生年金被保険者…旧共済年金の加入者(国家公務員共済)
第3号厚生年金被保険者…地方公務員共済
第4号厚生年金被保険者…私立学校共済参考:企業年金連合会「第一号厚生年金被保険者」