手取り収入からどれくらい貯蓄している?

最後に同調査から、年代別に手取り収入からどれくらい貯蓄をしているのか、その割合をみていきます。

40歳代単身世帯・年間手取り収入(臨時収入を含む)からの貯蓄割合

(金融資産保有世帯)

  • 5%未満:6.3%
  • 5~10%未満:12.7%
  • 10~15%未満:14.8%
  • 15~20%未満:4.9%
  • 20~25%未満:12.7%
  • 25~30%未満:3.5%
  • 30~35%未満:7.4%
  • 35%以上:7.0%
  • 貯蓄しなかった:30.6%

50歳代単身世帯・年間手取り収入(臨時収入を含む)からの貯蓄割合

(金融資産保有世帯)

  • 5%未満:6.4%
  • 5~10%未満:9.4%
  • 10~15%未満:13.3%
  • 15~20%未満:5.6%
  • 20~25%未満:6.4%
  • 25~30%未満:1.3%
  • 30~35%未満:6.4%
  • 35%以上:9.0%
  • 貯蓄しなかった:42.1%

「貯蓄しなかった」を除くと、最も多いのは年間手取り収入から「10~15%未満」を貯蓄に回している層ですね。

国税庁の「民間給与実態統計調査結果(令和2年)」によると、40歳~50歳代の平均年収は500万円前後。手取り400万円世帯の場合で考えると、毎年おおよそ40~60万円を貯蓄に回せていることになります。

「いくら貯められるか・いくら貯めるべきか」はもちろんライフスタイル次第ですが、住宅費や教育費といった目前の支出だけでなく「老後の暮らし」を見据えた貯蓄計画を立てておきたいですね。