幼稚園では無償化の限度額が決まっている

さて、保育料の無償化といっても幼稚園では無償化になる月額の上限は2万5700円までと決まっています。

制度がスタートする前後に保育料の値上げをする私立幼稚園が全国各地でみられたことは、大手メディアも報じていましたが、この上限を超えた場合は保護者負担になります。たとえば月の保育料が3万円であれば4300円を支払うことになるのです。

そして幼稚園に限らず、全ての費用が無償化になるわけではありません。入園料、給食費やおやつ代、通園のバス代や卒園アルバム、冷房費や暖房費などは変わらず支払いが発生します。

こうした出費を合計すると結構まとまった金額になります。そのため「保育料がないから」と安心していると、出ていくお金にがく然とすることになりかねません。毎月のお金の流れはしっかり把握する必要があるでしょう。

習い事の低年齢化、幼稚園児の学校外活動費はいくら?

また、習い事の低年齢化も進んでいます。文部科学省の「平成30年度子供の学習費調査」によると、幼稚園児の学校外活動費(補助学習費及びその他の学校外活動費の合計※)、いわゆる習い事にかかる年間平均額は次のようになっています。

  • 公立幼稚園:8万3895円(補助学習費2万2564円、その他の学校外活動費6万1331円)
  • 私立幼稚園:16万5658円(補助学習費4万8229円、その他の学校外活動費11万7429円)

※ 補助学習費:予習・復習・補習などの学校教育に関係する学習をするために支出した経費(家庭内の学習に使う物品・図書費、家庭教師費、学習塾費など)。その他の学校外活動費:知識や技能を身に付け、豊かな感性を培い、心とからだの健全な発達を目的としたけいこごとや学習活動、スポーツ、文化活動などに要した経費