長引くコロナ禍、先行きが見えない不安から、財布のヒモを締めなおした方や、日頃の消費・節約ペースの見直しに取り組んでいる方もいらっしゃるでしょう。

今までお金が貯まらなかった人がお金を貯めるには、まず習慣を変える必要があります。そこで、すぐにできる習慣から徐々に難易度を上げていく方法で、7つの習慣をご紹介します。

全部ができなくても、ここで紹介したいくつかが実践できれば、以前と比べて確実にお金が貯められるはずです。ステップ1からぜひ実践してみてくださいね。

【基礎編】ステップ1~ステップ3

ステップ1.部屋を片付ける

お金と関係ないようでも、習慣を変えるためには、以前とは違う行動をしなければなりません。まずは部屋を片付けてみましょう。無駄なものがたくさんあることに気づくでしょう。

『買おうとしていたものがすでにあった』、『同じものが二つあった』、『ものを捨てるには労力とお金がかかることがわかった』これらの気づきを得られるだけでも、今後無駄なものを買う可能性は減ります。

また、部屋がきれいに整っていると、それに合わせた本当に欲しいものだけを選べるようになります。部屋を片付けるだけで、買い物の仕方が変わります。

ステップ2.考えてお金を使う

ステップ1の効果としてステップ2ができるようになります。『考えてお金を使う』は言い換えれば、『漫然とお金を使わない』になります。

これは私の家族の話ですが、「これいくらで買ったの?」と聞くと「わからない(or忘れた)」と答えが返ってくることがあります。数日前の買い物です。私は職業柄(?)、ものの値段をよく覚えているタチで、今でも使っているものはどんなに古くてもだいたいの値段を覚えています。

それはものを買う時に、「これは○○円で手に入れるのが適切」といった基準があり、それより高かったら買うことはないので、およその値段を記憶しているわけです。

稀に想定以上の値段で買ってしまったものは、より記憶に残っていたりします。

このように、値段に見合った価値があるか、買ったあと(置き場所など)はどうするか、さらには処分する時まで考えが及べば、漠然とものを買うことはなくなるでしょう。

ステップ3.計画的に行動する

『計画的に行動する』は言い換えれば、『行き当たりばったりで行動しない』になります。

旅行の計画は早めに立てると、旅費が安く済んだり、現地での食事も事前に調べていけば、予想外の出費になったりすることはないでしょう。

突然思い立って行動することも時には楽しいもの。ただ行き当たりばったりが癖になってしまうと、相場より高い金額を払うケースが多くなります。同じお金を使うなら、計画的に使って費用対効果を高くしましょう。