稼ぎと貯蓄は比例しない
「年収が高いから貯蓄が多い」とは言い切れないことが分かりました。
数あまたいる給与所得者の中でも、年収600万円は上位2割に入るレベルです。日頃の家計にもゆとりがあり、貯蓄も進みやすいイメージを持たれることもあるでしょう。ただしその裏で、生活水準や家族構成に応じる形で、教育費や住宅ローンなどが家計を圧迫しているケースがも多いことが考えられます。
教育費、住宅ローンがひと段落ついたと思ったら、次は老後資金の問題……と、人生は忙しいものです。年収が高くても、老後に向けてしっかり貯蓄できない可能性もありうるのか…考えると、少し不安ですね。
老後資金の準備は「先回り」がポイント!
さらに「いつまでに・どのくらい必要か」という見通しが立ちにくい性格から、老後資金の準備ってついつい後回しにしてしまいがちですよね。
2000万円ともそれ以上とも言われる老後資金。大きな金額になるからこそぜひ先回りで準備しておきたいもの。早めに準備をスタートすることで、家計への負担感もより少なくすることが期待できます。
銀行などへの預貯金はもちろんのこと、余裕のある部分については資産運用に回していくことも視野に入れるとよいでしょう。つみたてNISAやiDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)といった税制優遇制度を活用して、少額からの積立投資にチャレンジする人も増えています。制度のメリットを活かしながら、賢く運用を続けていけるとよいですね。
ご自身に合った運用スタイルや金融商品をしっかり吟味していきたいものですね。マネー情報サイトやオンラインセミナーなど活用しながら、効率よく情報収集を進めていきましょう!