適切な水やりをおこなう

観葉植物を枯らす原因として最も多いのは、水やりのしすぎです。根腐れを引き起こしてしまうからです。

外で鉢植の植物を育てる場合は、毎日の水やりが欠かせませんが、室内であれば頻繁に水をやる必要はありません。乾きやすい夏でも、植物にもよりますが、水やりは1週間に1回程度で大丈夫。2~3日間隔での水やりはやりすぎになる場合があります。注意しましょう。

土全体が乾いてから水やりをするのがベストです。表面だけが乾燥している場合もあるので、小さなシャベルあるいはスプーンなどで表面の土を少しよけて、なかの湿り具合を見てみます。完全に乾いた状態なら、土はつかずパラパラと落ちてきます。湿っていると、土の色も変わっていますから、よく観察することが重要です。

葉の状態も、水やりのタイミングを知らせてくれます。水が足りている元気な葉っぱはピンと張りがあり、上を向いています。一方水を欲している状態では、葉っぱに張りがなく重力に負け、下に垂れています。

この状態が長く続いたり、繰り返し生じると、植物自体が弱り、復活の機会を逃してしまいます。観葉植物をよく観察して、水やりのタイミングを探るのが大切です。

初心者におすすめ!丈夫で強い観葉植物

それでは、初心者にも育てやすい観葉植物を紹介します。

ガジュマル

100均でも買える定番の観葉植物、ガジュマル。観葉植物の中でも高い生命力を誇り、沖縄では精霊の宿る木と言われています。

幹の途中から気根という根を出すことで株を支える支柱根になっており、同じものが1つとない独特の姿が魅力的です。

耐陰性もあるので日が入る場所なら大丈夫ですが、健康な株に育てるため、なるべく日の当たる場所で育てましょう。レースカーテン越しの日なたがおすすめです。

水やりは、土表面が乾いた時にたっぷりと与えましょう。冬で気温が低くなったら、水やりを控えめにます。低温が苦手なので、冬は冷え込む場所には置かないほうが無難です。