50代世帯「みんなの貯蓄格差」はどのくらい?

Viktoria Kurpas/shutterstock.com

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50代といえば、子供の教育資金や住宅ローンなど、出費が重なる時期ではないでしょうか。

また、貯蓄面でも目前に迫った老後に備えるために、ラストスパートをかける方も多いことでしょう。

今回は、証券会社でファイナンシャルアドバイザーとしてお客様の資産運用に携わってきた私が、50代の貯蓄実態についてご紹介していきたいと思います。

50代の貯蓄のどれくらいか

まずは、金融広報中央委員会の「令和2年 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]」から、50代世帯の貯蓄額を見ていきましょう。

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金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)

  • 平均値:1684万円
  • 中央値:800万円

平均値と中央値が大きく乖離していますが、少数の超富裕層の数値に引っ張られる傾向がある平均値より、数値を順番に並べ丁度真ん中にくる中央値の方が、みなさんの実態に近い数値になっているのではないでしょうか。

2019年には「老後2000万円問題」が話題となりましたが、老後目前にしている50代の多くが1000万円にも満たない貯蓄額という結果となっています。

それでは、同調査から貯蓄額別の分布についても確認してみましょう。

金融資産保有額別の分布

  • 金融資産非保有:13.3%
  • 100万円未満:6.4%
  • 100~200万円未満:5.3%
  • 200~300万円未満:5.3%
  • 300~400万円未満:2.8%
  • 400~500万円未満:3.4%
  • 500~700万円未満:8.3%
  • 700~1000万円未満:9.2%
  • 1000~1500万円未満:11.7%
  • 1500~2000万円未満:5.7%
  • 2000~3000万円未満:10.8%
  • 3000万円以上:13.8%
  • 無回答:3.9%

いわゆる「老後2000万円問題」をクリアしている世帯は、全体のわずか24.6%であることがわかります。

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執筆者
岡崎 泰輔

大阪学院大学経済学部卒業後、東洋証券株式会社に入社。国内外株式、債券、投資信託、保険商品の販売を通じ、主に個人顧客向けの資産運用コンサルティング業務に約9年間従事する。特に米国株、中国株の提案を得意とし、豊富な金融知識を活かした顧客ニーズに沿う提案が強み。表彰歴多数。現在は、個人向け資産運用のサポート業務を行う。AFP(Affiliated Financial Planner)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有。