「袋栽培のじゃがいも」育て方

次に、植え付け後のじゃがいもの管理について解説します。

芽かき

タネイモが発芽し、芽が10センチほど伸びた頃に芽かきをします。芽かきとは、複数の芽が出た時に生育の良いものを残し後は摘み取る作業のこと。ハサミで切らず、手で根元から抜くようにします。

抜き取る芽の株もとを押さえ、もう片方の手で根本を持ち、ゆっくりとひねりながら抜きましょう。また、抜いた芽を20センチ間隔で植えておくと、じゃがいもが出来ます。

土寄せ

芽かきが全て終わったら、1回目の土寄せをします。じゃがいもが地表に出て緑化するのを防ぐために、株もとに土を盛り上げて寄せるようにする作業です。

土寄せには、最初の準備の際に土寄せ用に分けておいた培養土を使います。2回目の土寄せは、つぼみが付いた頃です。他にも、雨風の影響等で地中のじゃがいもが露出してしまった時など、適宜土寄せをして下さい。土寄せは、たっぷりの土で行いましょう。

「袋栽培のじゃがいも」収穫の方法

上部の枝葉が枯れ、黄色くなり始めたら収穫適期のサインです。この時期は水やりをなるべく控え、土壌を乾かすことを意識しましょう。

収穫は晴れた日に行うのが、保存の観点からもおすすめです。ジャガイモが肥大していることを確認し、株ごと掘り上げて収穫します。

袋栽培なので、そのまま袋をひっくり返してもゴロゴロと実ったじゃがいもが出てきます。そのような収穫方法も可能です。