コマツナの収穫
コマツナが成長し、高さが20~25センチメートルになったものから、順次収穫していきます。収穫方法は根本をハサミで切るか、株ごと引き抜いてしまいましょう。
小カブ(10月中旬~12月下旬収穫)
- 参考価格 200円前後
- 苗参考価格 110円前後
- 種参考価格 200~400円程度
漬物にしても良し、スープや煮物の具材にも使えるカブは、ベランダ家庭菜園でプランター栽培に適した野菜。根だけではなく、葉も食べられる根菜です。
プランター栽培で特におすすめなのは、深さ15センチメートル以上のプランターで育てられる小カブ。意外にも簡単に育ち、収穫の楽しみも味わえます。食べ切りサイズなので、気軽に獲れたてのカブが楽しめますよ。
種まき(9月上旬~10月上旬)
培養土を入れてプランターの準備が出来たら、すじまきで種まきをしましょう。前述のコマツナのように、深さ1センチメートル程の溝を15センチメートル間隔で2すじ引きます。溝の中に均一に播いて、覆土したら水をたっぷりあげましょう。発芽するまでは、土が乾かないよう注意します。
間引きと肥料
カブに必要な間引きは3回です。1回目は本葉が2枚になったとき。生育の良いものを残し株の間隔が3センチメートル位になるようにします。
2回目は本葉が5~6枚出た頃です。生育の良いものを残し、間隔を6~7センチメートル位になるようにします。3回目は根の直径が1~2センチメートル位になった頃。株間が10~12センチメートル位になるように、生育の悪いものを間引きます。
2回目の間引きの時は、追肥も忘れずに。生育が思わしくない時は、3回目の間引き後にも追肥をしましょう。
カブの収穫
直径4~5センチメートル程になれば、小カブは収穫できます。収穫のタイミングを逃し放置すると傷んでしまうので、早めに収穫しましょう。
まとめにかえて
スペースの少ないベランダでも、コンパクトなプランターや鉢であれば、コマツナや小カブは栽培可能です。日々の食卓で日常使いできる便利野菜を自宅で栽培することで、育てる楽しみが生活に潤いを与えてくれるでしょう。
また、いつでも採れたての新鮮野菜が楽しめるのはとても贅沢なことです。日々の節約だけでなく、ワンランク上の食卓も叶う家庭菜園はいいことづくめ。この秋、ぜひ挑戦してみてください。
大城 望