自分でつくる「老後資金」を!
貯蓄や退職金、そして老後に受けとる年金は個人によって差があります。また、理想の老後も人それぞれですので、一概に「老後はいくら必要」ということは、もちろんできません。
さいごに、現役世代の私たちができることを考えてみましょう。
家計管理のスキルや、貯蓄を続ける根気は、若いころに身につけておくことで一生モノの財産です。また、ご自身の年金加入状況もしっかり把握しておきたいところ。二十歳になった時点で、老後の暮らしに向けた準備がすでにスタートしていると考えたいですね。
また、退職金や年金受給額がどのくらいになりそうかも、できるだけ早めに把握しましょう。預貯金のほかにも、つみたてNISAやiDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)などを活用した資産運用を視野に入れてもよいかもしれませんね!
参考資料
- 日本年金機構「令和3年4月分からの年金額等について」
- 厚生労働省年金局「厚生年金保険・国民年金事業年報 令和元年度」e-stat統計表一覧
- 厚生労働省年金局「令和元年度「厚生年金保険・国民年金事業の概況」
【ご参考】貯蓄とは
総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]「用語の解説」によると、
「ゆうちょ銀行,郵便貯金簡易生命保険管理・郵便局ネットワーク支援機構,銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金,生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式,債券,投資信託,金銭信託等の有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価,債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と,社内預金,勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいう。なお,貯蓄は世帯全体の貯蓄であり,また,個人営業世帯などの貯蓄には家計用のほか事業用も含める」とあります。