既婚？独身？シングル？ 厚生年金額はさまざま
既婚か独身やシングルか、また職業でも将来の年金の受給額は異なります。国民年金の平均額についても確認しましょう。
国民年金【男性】年金月額階級別老齢年金受給権者数
～1万円未満…1万2693人・1万円以上～2万円未満…6万803人・2万円以上～3万円未満…22万1983人
3万円以上～4万円未満…70万6206人・4万円以上～5万円未満…134万5582人
5万円以上～6万円未満…312万4529人・6万円以上～7万円未満…849万4551人
7万円以上…38万1323人
国民年金【女性】年金月額階級別老齢年金受給権者数
～1万円未満…6万6247人・1万円以上～2万円未満…24万4695人・2万円以上～3万円未満…74万63人
3万円以上～4万円未満…226万4161人・4万円以上～5万円未満…336万406人
5万円以上～6万円未満…454万1337人・6万円以上～7万円未満…598万7227人
7万円以上…144万306人
国民年金は男女差がほとんどどありません。
夫婦であれば、現段階では平均でみると以下のように年金を受給しています。
夫が厚生年金・妻が国民年金の場合
16万4770円+5万3699円=21万8469円
夫が国民年金・妻が厚生年金の場合
5万8866円＋10万3159円＝16万2025円
夫婦ともに厚生年金の場合
16万4770円+10万3159円=26万7929円
夫婦ともに国民年金の場合
5万8866円＋5万3699円＝11万2565円
このように、夫婦でも年金により受給額が異なります。夫婦ともに厚生年金ならひと月約26万円ですが、夫婦ともに国民年金だと約11万円に。夫婦の職業によっては、早い内から公的年金以外に老後資金を準備しておいたほうが良いでしょう。
夫が厚生年金でも、妻が厚生年金か国民年金かでひと月約5万円違います。その差は1年で見れば約60万円、10年で約600万円、30年で約1800万円です。
おひとりさまの場合、独身か、離婚してシングルになったかで年金は異なるでしょう。独身でずっと厚生年金に加入されていた方は、男性並みに厚生年金を受給する方もいます。
一方でシングルで一度離職したり扶養内パートとして働かれたりする方は、厚生年金でも金額が少なかったり、場合によっては国民年金のみだったりということも。自分の状況を把握して、早め早めのうちに私的年金に加入することを検討するといいでしょう。
