70代の貯蓄とその内訳は?
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和2年(2020)調査結果」から、70歳以上の金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)を詳しくみていきます。
【70歳以上・二人以上世帯】金融資産の平均額
- 平均:1786万円
- 中央値:1000万円
2000万円以上を持つ世帯は29.4%。およそ3割の世帯で老後資産の2000万円をクリアしています。
一方で、貯蓄が100万円未満~1000万円未満の世帯は29.4%と同じく約3割。金融資産非保有も18.6%です。
70代のおよそ半分の世帯では金融資産非保有~貯蓄1000万円未満という事実がわかりました。
世帯によってかなりの貯蓄格差がある点は、看過できないといえるでしょう。
現役世代の私たちとしては、貯蓄がまったくない、または極端に少なく老後に困ることはできるだけ避けたいものです。
【70歳以上・二人以上世帯】金融資産保有額の分布
金融資産非保有:18.6%、100万円未満:4.3%、100万円以上200万円未満:4.1%、200万円以上300万円未満:2.6%、300万円以上400万円未満:3.0%、400万円以上500万円未満:2.6%、500万円以上700万円未満:6.5%、700万円以上1000万円未満:6.3%、1000万円以上1500万円未満:11.9%、1500万円以上2000万円未満:8.0%、2000万円以上3000万円未満:10.4%、3000万円以上:19.0%、無回答:2.6%