50代 借入金残高(借入金有無回答世帯)

平均値:729万円
中央値:120万円

  • 借入金なし:43.8%
  • 50万円未満:2.8%
  • 50~100万円未満:1.4%
  • 100~200万円未満:3.2%
  • 200~300万円未満:1.4%
  • 300~500万円未満:5.1%
  • 500~700万円未満:4.4%
  • 700~1000万円未満:5.8%
  • 1000~1500万円未満:9.7%
  • 1500~2000万円未満:6.9%
  • 2000万円以上:13.8%
  • 無回答:1.8%

50代では、金融資産保有額の中央値は800万円、借入金残高の中央値は120万円という結果です。純貯蓄額を計算してみましょう。

  • 800万円(貯蓄)-120万円(負債)=680万円(純貯蓄)

40代に比べて、貯蓄額が増えていることもさることながら住宅ローン返済などによる借入金の減少が、純貯蓄額の増加に寄与していることがわかります。

老後資産はどうやって準備するか

ここまで40~50代の貯蓄と負債について見てきましたが、みなさんはどのような印象をお持ちになったでしょうか。

2019年には「老後2000万円問題」が話題になったこともあり、「この金額では、老後は厳しいのでは…?」と不安に思った方もいるかもしれませんね。

老後資産の必要性はわかっていても、低金利が長期化している現在、銀行預金をコツコツと貯めていたとしても、まとまった資産を形成するのは難しいのが現状です。

そこで「資産運用」を取り入れるのを検討してみてはいかがでしょうか。

参考に、日本銀行調査統計局の「資金循環の日米欧比較(2021年8月20日)」から、欧米と日本の一般家庭の資産構成を見てみましょう。