どちらにも必要な「貯まる仕組みづくり」
公務員と会社員、それぞれの退職金を見てきましたが、これは現在の結果であり今後変化していくことは十分に考えられます。企業によって退職金が異なる会社員に比べれば、公務員の方が安定しているように思えますが、公務員の退職金も民間企業とかけ離れた金額にならないよう都度見直しをされます。
コロナ禍により社会情勢も大きく変わり、また以前より言われてきたAIの普及により、今後賃金や雇用に関しては先が見えないことが多いでしょう。
そういった不安定な環境下でも、個人の資産を確保していくために、今身につけておくと良いのが資産運用です。
資産運用は、投資信託や保険、株式などに投資をすることで「お金に働いてもらう」手段です。もちろん人間が働くのと同じように、たしかなことや正解もありませんし、リスクも付き物です。
ただ早いうちから資産運用を少しずつでも始めることで、「資産運用の知識やスキル、経験」は段々と身につくでしょう。資産運用には定年がないため、経験や知識を身につけておけば今はもちろん、長い目で見て老後になっても趣味で行うことはできます。
お金を稼ぐ方法は、いくつあっても良いもの。仕事について考えるのと同時に、資産運用を検討されても良いかもしれませんね。
参考資料
- マイナビ「2022年卒 マイナビ公務員イメージ調査」
- 人事院「国家公務員給与の実態 ~ 令和3年国家公務員給与等実態調査の結果概要 ~」
- 内閣官房内閣人事局「退職手当の支給状況(令和元年度退職者)」
- 総務省「令和2年地方公務員給与の実態」
- 総務省「平成31年地方公務員給与実態調査」
- 厚生労働省「平成30年就労条件総合調査 結果の概況」
宮野 茉莉子