競泳で中学3年生の山田美幸選手が日本史上最年少メダリストとなる銀メダル、鈴木孝幸選手が今大会初の金メダルを獲得してスタートした東京パラリンピック。世界各国から集まった選手たちが紹介されるとき、必ず画面に映されるのが国旗です。
国旗には、その国の歴史や文化が表れています。ただ、それぞれの国の旗が何を表しているのか、どうしていまのデザインになったのか、あるいは国そのものがどんな経緯をたどって成立・独立したのかをご存じの方は、それほど多くないのではないでしょうか。
この記事では、世界の40カ国あまりの国旗にある「まちがい」をテーマに、それぞれの国の成り立ちや国旗にまつわる歴史がわかる書籍『国旗のまちがいさがし』(苅安望[監修])から、選りすぐった問題を出題します。みなさんは上の国旗の「まちがい」、どこかわかりますか? ちなみに、この問題の難易度はCです(S・A・B・C・Dの5段階)。
オランダの注目選手
正解の前に、今回の記事で取り上げた国「オランダ」の選手団の中でも注目の選手を、少しご紹介しておきましょう。
ディード・デ・グルート(車いすテニス女子)
2016年リオ大会銀メダリスト(ダブルス)。生まれつき足の長さが不揃いな疾患があり、7歳で車いすテニスを始める。ITF(国際テニス連盟)車いす女子シングルス世界ランキング1位で、日本のエース上地結衣(同2位)のライバル。
ロヒエル・ドルスマン(水泳男子 S11/SB11/SM11)
6歳で水泳を始めるが、13歳のころに網膜の異常により視力が急激に低下し、後に視神経の異常も発見される。直近の2019年世界選手権で2つの金メダルと2つの銀メダルに輝き、今大会でもすでに金メダルを獲得している。
ケリー・ファン ゾン(卓球女子 シングルスC7/団体C6-8)
2008年北京大会銅メダリスト、2012年ロンドン大会・2016年リオ大会金メダリスト。左足と股関節に先天性の機能障害を持ち、9歳で卓球を始める。これまで世界選手権やヨーロッパ選手権などでも優勝を経験、今大会ではパラ3連覇を目指すオランダのエース。