年収400万円台世帯「負債」はどのくらい?
貯蓄と負債、つまり「プラス・マイナスの資産」はセットにして考える必要があります。
ここで、年収400万円世帯の負債額についても確認します。
年収400万~450万円世帯の負債
平均負債額:555万円
- うち「住宅・土地のための負債」:508万円
年収450万~500万円世帯の負債
平均負債額:601万円
- うち「住宅・土地のための負債」:560万円
年収400万円台世帯の負債は、ほぼ住宅ローンなどの「住宅・土地のための負債」が占めています。
また、「住宅・土地のための負債」が年収に占める割合は、いずれの年収ゾーンでも約8割です。
では、先述の「平均貯蓄額」から「負債額」を差し引いた「純貯蓄額」をみていきましょう。
年収400万~450万円世帯の純貯蓄額
911万円(貯蓄)-555万円(負債)=356万円
年収450万~500万円世帯の純貯蓄額
813万円(貯蓄)-601万円(負債)=212万円
このふたつの年収ゾーンを比べると、貯蓄額、純貯蓄額ともに、年収400万円前半世帯のほうが高くなっています。
ふたつの年収ゾーンの貯蓄額平均を単純に比較する限り、「年収が多ければ、多く貯蓄できる」とは言い切れないようです。