「老後のお金」のために、今からできること
コツコツ貯金を継続することは大切です。
とはいえ、超低金利時代のいま、銀行などの預貯金につく利息はほんのわずかです。残念ながら、ほとんど資産は増えません。
そこで重要となるのが、「お金にも働いてもらう」、つまり資産運用をしていく発想です。預貯金だけで保有した場合と比べ、「効率よく」お金を増やしていくことにつながります。
では、どのくらい差が出るのでしょうか。
毎月5万円を30年間、積立てたケース
積立金額(元本):1800万円
- 年利0.001%の場合:2693円増加
- 年利3%の場合:1113万6844円増加
- 年利6%の場合:3222万5752円増加
運用利率によって、同じ「1800万円」の育ち方が20年間でこれほど違うのです。
「お金を育てる」視点を
せっかく長い間かけて準備していくのであれば、運用して大きく増やしていきたいですね。資産運用のポイントは「時間を味方につけること」といえます。
「早めに・自分に合った」運用スタイルを見つけていきましょう!
参考資料
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和2年)」
- 総務省「令和2年 地方公務員給与の実態 第1 調査結果の概要(表-24 団体区分別,年度別一般職員の勤続25年以上の定年又は応募認定退職者1人当たり退職手当額)」
- 内閣官房内閣人事局「退職手当の支給状況(令和元年度退職者)」
- 厚生労働省「平成30年就労条件総合調査 結果の概況」退職給付(一時金・年金)の支給実態
- 金融審議会「市場ワーキング・グループ」(第21回)厚生労働省提出資料
- 公益財団法人生命保険文化センター〈「生活保障に関する調査」/令和元年度〉
- 三菱UFJ銀行「普通預金金利」
- 金融庁「資産運用シミュレーション」
- 佐藤 雄基(LIMO)「40代~50代世帯の平均は?「働き盛り」みんなの貯蓄事情」
宮内 勇資