【40代～50代】働き盛りの貯蓄事情「みんなの平均」

40代・50代も知っておきたい「公務員・会社員」の退職金事情

まずは、地方公務員の退職金を、総務省の「令和2年　地方公務員給与の実態」(表-24　団体区分別，年度別一般職員の勤続25年以上の定年又は応募認定退職者１人当たり退職手当額)から抜粋します。

全地方公共団体：2130万9000円

都道府県：2179万8000円

市：2119万5000円

政令指定都市：2111万1000円

町村：2025万2000円

次に、国家公務員の退職金を、内閣官房内閣人事局の「退職手当の支給状況（令和元年度退職者）」（表１　退職理由別退職手当受給者数及び退職手当平均支給額）で見ていきます。

常勤職員：2090万6000円

うち行政職俸給表（一）適用者：2140万8000円

最後に、会社員の退職金事情を「平成30年（2018年）就労条件総合調査　結果の概況」退職給付(一時金・年金)の支給実態（第23表　退職者1人平均退職給付額（勤続20年以上かつ45歳以上の退職者））から確認します。

大学・大学院卒（管理・事務・技術職）：1983万円

高校卒（管理・事務・技術職）：1618万円

高校卒（現業）：1159万円

公務員であれば、定年退職金は2000万円前後を期待できるかもしれませんね。

会社員の場合は職種や学歴によってばらつきがあるようですが、いずれも平均額では「2000万円」のラインは超えていません。また、企業によっては退職金制度自体がない場合も。勤務先の退職金事情については、早めに確認しておきたいですね。