資産運用で重要なポイントを3つ解説!
資産運用におけるポイントは様々ありますが、今回は老後資金を形成する上で、大切なポイントを3つ挙げていきたいと思います。
①複利運用
金利には、複利と単利がありますが、運用年数が長ければ長いほど複利の効果は絶大です。例を挙げてみていきましょう。
例えば、毎月2万円を利率6%で20年間積立てた場合でシミュレーションしてみると、最終的な合計額は以下のようになります。
【積立元利金合計額】※金融広報中央委員会「知るぽると しっかりシミュレーション」を用いて試算
- 単利で運用した場合:710万4924円
- 複利で運用した場合:795万6867円
積立てる金額は同じでも、結果に大きな差が出ることがわかりますね。
②長期積立運用
資産運用は、できるだけ長い期間を使って運用することで、リスクが軽減しリターンが安定します。また、積立投資で毎月投資することで、ドルコスト平均法を活用でき、高値掴みするリスクを抑えられます。
③いざというときの保障
長期間運用するリスクとして、突然のケガや病気、失業などで、運用を続けられなくなることが考えられます。そのため、不測の事態に見舞われても運用が継続できるよう、医療保険や失業保険などの保障をきちんと考えておくことは大切です。
現在50代の方は、長期運用や保障と言われてもピンとこない方もいるかもしれませんね。
しかし、「人生100年時代」と言われている現在、老後も運用を続けながら保障を考えていくことは、今まで以上に重要なことになってきているのではないでしょうか。
「資産運用が初めて」という方には、まずはご自身の老後に添ったライフプランをじっくりと考えてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 金融庁「金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書『高齢社会における資産形成・管理』」
- LIFULL介護「老人ホームの費用相場」
- 総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)―2020年(令和2年)平均結果―(二人以上の世帯)」第8-5表、8-30表
岡崎 泰輔