長引くコロナ禍の影響で外出自粛が続く中、EC・通販市場は「コロナ特需」といわれるほど大きく拡大しました。中でもヨドバシカメラやビックカメラをはじめ、多くの家電系企業が2桁の大幅増収を果たしています。これら企業が躍進した背景や、ヒット商品、在宅需要に即した顧客サービスなどを紹介します。

物販の2020年EC・通販市場は初めて10兆円を突破

外出自粛による巣ごもり需要が消費を後押しし、昨今のネットを軸とした通販市場は「コロナ特需」といえるほどの伸びを示しています。2020年に配布された一律10万円の特別定額給付金も高額商品の購入を促進させ、在宅時間の充実につながる商品を外出せずに入手できるEC・通販に人気が集まりました。

EC・通販が好調な動きは数字にも表れています。通販専門紙が8月にまとめた資料によれば、2020年におけるEC・通販の物販市場は上位509社合計で10兆2146億円と、初めて10兆円を超えました。前期に比べ、約16%増と大幅に拡大しています。

ヨドバシカメラやビックカメラなど家電系が勝ち組に

その通販専門紙が同時に公表した「通販・EC 2020年度売上高ランキング」を見ると、独走状態を維持するトップのアマゾンに続き、オフィス通販などの企業や家電系企業、テレビショッピング企業などが好調なことがわかります。

中でも家電系の躍進が目立ち、ヨドバシカメラやビックカメラ、上新電機といった実店舗を持つ企業や、ジャパネットたかたやストリームなどの通販専業企業が2桁増の大幅増収を果たしました。