「貯蓄2000万円以上」で見てみると、この金額をクリアしている世帯の割合は全体の28%、「3000万円以上」で見てみると全体の16.6%となっています。

2000万円を貯めるのは大変なイメージがあるかと思いますが、定年前にまとまったお金を準備できているケースも少なくないようです。

そう考えると、早めに準備に取りかかれば、2000万円以上の老後資金を用意するのも不可能ではないのかもしれませんね。

お金にまつわる相談は、お金のプロに

ここまで、50代の貯蓄事情について詳しく見てきました。

50代でも、2000~3000万円以上の貯蓄を保有している人もいれば、貯蓄100万円にも満たない方がいるなど、保有資産額の二極化が目立ちました。年齢にかかわらず、現役世代は自らの老後に向けて老後資金の準備をする必要性が高まりつつあります。

なかには、老後資金の準備のために資産運用を検討する方もいるかもしれません。自分自身に合った最適な金融商品を選び、時間をかけて運用していくことで、ゆとりある老後資金を準備することも夢ではありません。

どのような金融商品を、どのくらいの期間で運用すべきかなど、お金にまつわる相談はお金のプロに聞いてみましょう。的確なアドバイスのもと、効率的な資産運用を始めるきっかけになるのではないでしょうか。

参考資料

鶴田 綾