もちろん、車種によっては、8年前よりも高くなっているという場合もあります。けれども、そういった車種は、スポーツカーやマニアックなクルマが多い傾向にあります。

一般的なユーザーが買う車種、特に軽自動車やミニバンなどの場合、それに該当するクルマは、ほぼないといっても過言でないでしょう。

1年所有して乗り換える

その一方で、中古車相場を1年未満といった単位で考えた場合、そこまで相場が変わらない可能性がそれなりにあります。また、1年間所有したとしても、その走行距離は一般的な使い方の場合、多くて1万キロぐらいしか増えません。

つまり、クルマを1年ぐらいで買い替えた場合、売るときの条件(年式や走行距離)が、買った時とそこまで大きく変わらないのです。

そこで、オークション代行を利用すると「買う⇒売る」が8万円程度の手数料で完結。売るときの条件が、買った時と大きく変わらないのであれば、買った値段に近い額で売却できる可能性があるといえるでしょう。

ですから、オークション代行を使い、買った時と売る時との条件が大きく変わらないうちに売る、というのが最も損失額が少ないクルマの買い方ということになるわけです。

ちなみに私は、これまで数十台の中古車を買った経験がありますが、その大半は業者オークション代行を利用して買っています。

オークション代行は、価格以外でもメリットが多い買い方ですので、機会があればまたお伝えしたいと思います。

参考資料

カーセンサー「車の平均所有期間は8.35年。今後はどうなる?」(2014年1月21日)