50代の約10%が「貯蓄100万円未満」である一方、約17%は貯蓄を3000万円以上保有しているようです。この結果から、非常に貯蓄格差が大きいことが分かりますね。
もちろん、生活スタイルは各家庭によって異なりますので、老後に必要となる金額は人それぞれでしょう。しかし、日本人の平均寿命は伸び続けており、老後の出費は増加傾向にあります。
漠然と政府に与えられた「2000万円」を目標にするのではなく、しっかりと自分のライフプランにそった貯蓄計画と目標額を設定することが、安心できる老後につながっていくのではないでしょうか。
まとめにかえて
今回は、50代の貯蓄事情について詳しく見てきました。
50代のなかには「老後資金は増やしたい。でも収入は限られているし、どうやって老後に備えればいいか分からない」と悩んでいる方も多いと思います。
そういった方は、まずはご自分の貯蓄内訳を見直し、「資産運用」を検討してみることをおすすめします。50代の貯蓄は、ほとんどが安全性の高い預貯金で保有されていましたよね。
超低金利が長期化する今、銀行などに預貯金しておくだけではお金を増やすことには繋がりにくいのが現状です。自分に合う運用方法や金融商品があるかどうかを、調べてみることから始めてみてはいかがでしょうか。
参考資料
鶴田 綾