年金は自分で作る時代に

年金を30万円以上もらえる人が、かなり少ないことがわかりました。先述の36万1000円という数値はあくまで目安ですが、「早めに貯蓄しないと老後が不安だ」と感じた人もいると思います。

貯蓄といえば真っ先に思いつくのが銀行への預貯金ですよね。とはいえ、超低金利時代のいま、預貯金だけでは資産を大きく育てるのはかなり難しいでしょう。

そこで「お金に働いてもらう」、資産運用に目を向けてみるとよいでしょう。

現役世代のうちから少額でも地道に積み立て運用すれば、老後までに資産を大きく成長させ、老後を豊かに暮らせる可能性を上げることができます。

資産運用を既にしている人の中には、定年を迎えてすぐに投資信託などを現金化される人もいます。これまで貯蓄してきた現金をすべて、投資に回すのはリスクがあります。けがや病気といった万が一の事態にも対応できるよう、流動性のある資産を一定の割合で保有しておくといいでしょう。